5月18日に開催された世界国・地域別男女混合団体戦スディルマン杯2023(中国・蘇州)5日目は、予選リーグが行なわれた。この日はグループAとグループBの最終戦が実施され、リーグ順位が確定。19日から始まる準々決勝の対戦カードも決まった。
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グループAは優勝候補の中国とデンマークが激突。地力で上回る中国は、混合ダブルスの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が2-0のストレートで勝利を飾ると、男子シングルスの李詩灃(リ・シフェン)がラスムス・ゲンケとの90分以上にわたる激闘を制して2-0に。続く女子シングルスの陳雨菲(チェン・ユーフェイ)は、リーネ・クリストフェルセンを8本、11本に抑えて中国の勝利が確定。その後の男女ダブルスも連勝した中国が、5-0でデンマークを破りグループA首位通過を決めた。
グループBはインドネシアとタイの上位国同士の対決となり、これを制したのがタイ。混合ダブルスのデチャポル/サプシリーが、インドネシアのフェルディナンシャー/ウィジャジャに対して17本、19本で勝利。タイが先制ポイントをつかむと、続く男子シングルスもクンラビット・ビティサランが、インドネシアのWエースの一人、ジョナタン・クリスティをファイナルゲーム22本で退けて2連勝。勢いに乗ったタイは、女子シングルスのポンパウィ・チョチュウォン(上写真)が1時間を超える熱闘を2-1でモノにし、タイが3連勝を飾って勝利。インドネシアはこの後の男子ダブルス、女子ダブルスで白星を奪ったが、前半戦の連敗が響いてリーグ2位に終わった。
予選リーグ終了後、決勝トーナメント・準々決勝の組み合わせ抽選が行なわれ、グループD2位通過となった日本は、グループB1位のタイとの対戦が決定。中国はインドネシア、グループD1位の韓国は台湾、グループC1位のマレーシアはデンマークと対戦する。
18日の結果、19日の準々決勝・対戦カードは以下の通り。
▼予選リーグ(18日)
【グループA】
中国(3勝)5−0 デンマーク(2勝1敗)
シンガポール(1勝2敗)5−0 エジプト(3敗)
順位/①中国②デンマーク③シンガポール④エジプト
【グループB】
インドネシア(3勝)3−2 タイ(2勝1敗)
カナダ(1勝2敗)3−2 ドイツ(3敗)
順位/①タイ②インドネシア③カナダ④ドイツ
▼準々決勝(19日)
中国(A組1位) – インドネシア(B組2位)
タイ(B組1位) – 日本(D組2位)
マレーシア(C組1位) – デンマーク(A組2位)
韓国(D組1位) − 台湾(C組2位)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO