5月16日に開催された世界国・地域別男女混合団体戦のスディルマン杯(中国・蘇州)3日目は、予選リーグが行なわれた。日本はこの日試合はなかったが、グループAで優勝候補の中国、グループBのインドネシアなどが試合を行なった。
前半のセッションではグループBのインドネシア、タイが2勝目を手にし、ともに決勝トーナメント進出の切符をつかんだ。インドネシアはドイツに4-1で勝利。シングルスは男子のエース、ジョナタン・クリスティや女子シングルスの一番手、グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(上写真)が勝利。ダブルスこそ若手の男子のカルナンド/マーティンが、ドイツのラムスフス/ザイデルにファイナル勝負の末に敗れたが、そのほかはすべて2-0のストレート勝ちでドイツを退けている。また、タイはカナダに4-1で勝利を飾った。
後半のセッションで行なわれた中国とシンガポールの対戦は、各種目でエース級を起用した中国が5-0で勝利。混合ダブルスの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)や男子シングルスの石宇奇(シーユーチー)らがきっちり白星をつかんで勝利に貢献している。同じグループAのデンマークも、格下のエジプトを5-0で下し2連勝を飾った。
大会3日目が終了した時点で、グループAの中国とデンマーク、グループBのインドネシアとタイが2連勝でグループリーグ突破を決めた。なお、前日の試合でもグループDの日本と韓国、グループCの台湾とマレーシアも2連勝を飾っているため、予選リーグ最終戦(17日)を前に、決勝トーナメントに勝ち進む8チームが決定している。
16日の結果、17日の対戦カードは以下の通り。
▼予選リーグ(16日)
【グループA】
中国(2勝) 5−0 シンガポール(2敗)
デンマーク(2勝) 5−0 エジプト(2敗)
※中国、デンマークが決勝トーナメントに進出
【グループB】
インドネシア(2勝)4−1 ドイツ(1敗)
タイ(2勝)4−1 カナダ(1敗)
※インドネシア、タイが決勝トーナメントに進出
▼予選リーグ(17日)
【グループC】
マレーシア(2勝) − 台湾(2勝)
インド(2敗) − オーストラリア(2敗)
【グループD】
日本(2勝) – 韓国(2勝)
フランス(2敗) − イングランド(2敗)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO