5月3日から開催されていた関西学生春季リーグ戦が、5月13日に和歌山県立橋本体育館にて最終日を迎えた。
ここまでに、1〜3部に所属する8チームはそれぞれ2つのブロックに分かれて1次リーグを行い、両ブロックの1・2位が上位リーグ、3・4位が下位リーグで熱戦を展開。男子1部は、龍谷大、立命館大、関西学院大、京都産業大が上位リーグに進出し、春秋を通じて6季連続優勝している龍谷大と、うち5季で2位に甘んじてきた関西学院大が今年も優勝決定戦で激突した。
昨年のインカレで関西に初栄冠をもたらした龍谷大だが、ナショナルチームの強化合宿に参加する西大輝や、インフルエンザ感染した主将の町祥英など主力が不在の苦しい布陣を強いられ、雪辱に燃える関西学院大とのライバル対決は大接戦に。単複それぞれで星を分け合ったあと、チームの命運を託されたのは、龍谷大・宇治夢登と関学大・甲斐聡一郎。ふたりは第1複でも顔を合わせており、宇治が田中孝志朗とのペアで逆転勝ちしたが、この第3単ではゲームを先取した甲斐が第2ゲーム終盤の激しい競り合いを制し、23-21での劇的勝利をもぎ取った。
関西学院大のリーグ制覇は2018年の春以来。5時間以上に及んだ頂上決戦を歓喜と涙で締めくくった。
【男子1部】
優勝:関西学院大
2位:龍谷大
3位:京都産業大
4位:立命館大
5位:大阪体育大
6位:甲南大
7位:天理大
8位:近畿大
取材・文/山口奈緒美
写真/川本 学