5月3日から7日にかけて実業団、大学、高校までの各カテゴリーのトップチームなどが参加したクイーンズチームサーキット2023草加大会が、草加市スポーツ健康都市記念体育館で開催された。通常は個人戦で行なわれるクイーンズサーキットだが、昨年初めて行なわれ好評だった団体戦を、今年度も実施。新人選手などが加入したチームの力試しとなる場で、選手たちは熱戦が繰り広げている。
今大会には実業団11チーム、大学2チーム、高校4チームの計17チームが参戦。公式戦ではないものの、S/Jリーグ、S/JリーグⅡに所属するチームや、5月の高校選抜で決勝を争った柳井商工高、ふたば未来学園高などが参加しており、世代を超えた戦いでもレベルの高い勝負が各コートで見られた。
大会は、2つのリーグに分けてそれぞれ総当り戦を行ない、最終日の順位決定戦は各リーグの同じ順位のチームが対戦した。8チームのAリーグは、ふたば未来とレゾナックが6勝1敗で並んだが、そのレゾナックに勝ったふたば未来がゲーム数でも上回り首位に。9チームのBリーグは、8戦全勝の丸杉がトップ通過し、ふたば未来との1、2位決定戦に臨んだ。
優勝を決める1、2位決定戦は、第1ダブルスをふたば未来の山北奈緒/須藤海妃(上写真・左)が勝利。丸杉の矢崎月子/杉村南美との激しい打ち合いを2-1で競り勝ち、先制ポイントをつかんだ。しかし、シングルスは昨年のインターハイチャンピオンの吉川天乃が、ふたば未来の石岡空来を2-0で退けると、第2ダブルスも丸杉の川添麻依子/小西春七が貫禄のストレート勝ち。高校生の挑戦を2-1で制した丸杉が、負けなしの9連勝で優勝を飾った。
■順位決定戦結果
▼1・2位決定戦
丸杉 2-1 ふたば未来学園高
優勝:丸杉
準優勝:ふたば未来学園高
▼3・4位決定戦
レゾナック 2-1 北都銀行
▼5・6位決定戦
広島ガス 2-1 ヨネックス
▼7・8位決定戦
ACT SAIKYO 2-1 北翔大
▼9・10位決定戦
三菱電機 3-0 東海興業
▼11・12位決定戦
七十七銀行 2-1 柳井商工高
▼13・14位決定戦
百十四銀行 2-1 埼玉栄高
▼15位決定戦
豊田通商 3-0 龍谷大
▼15〜17位決定戦(1回戦)
龍谷大 2-1 日章学園高
■リーグ戦順位
▼Aリーグ
1位:ふたば未来学園高(6勝1敗)
2位:レゾナック(6勝1敗)
3位:ヨネックス(4勝3敗)
4位:ACT SAIKYO(4勝3敗)
5位:三菱電機(3勝4敗)
6位:七十七銀行(3勝4敗)
7位:埼玉栄高(2勝5敗)
8位:龍谷大(0勝7敗)
▼Bリーグ
1位:丸杉(8勝0敗)
2位:北都銀行(7勝1敗)
3位:広島ガス(6勝2敗)
4位:北翔大(4勝4敗)
5位:東海興業(4勝4敗)
6位:柳井商工高(3勝5敗)
7位:百十四銀行(3勝5敗)
8位:豊田通商(1勝7敗)
9位:日章学園高(0勝8敗)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳