関東大学バドミントン春季リーグの1部、2部の最終戦が、5月4日に神奈川県のひらつかサン・ライフアリーナで開催され、最終順位が決定した。ここでは、1部女子のダイジェストをお伝えする。
男子のダイジェストはこちら
【女子1部】
女子1部は、大会最終日を残して筑波大が全勝、法政大と日本体育大が1敗という形となっていた。迎えた最終日、全勝優勝をめざす筑波大は明治大と対戦。その第1シングルスに出場したのが筑波大の主将・染谷菜々美だ。ここまで4戦全勝とチームを牽引してきた染谷は、この試合でも明治大の高橋千夏に対して、第1ゲームを7本と圧倒。第2ゲームに入っても染谷は相手に流れを渡すことなく、21−16として筑波大が先制した。
この流れを受けて、第2シングルスでは筑波大の矢島春菜が奮闘。杉山凛との試合はファイナルゲーム終盤まで競り合う厳しい戦いとなったが、最後は矢島が21−19で競り勝った。チームのスコアを2-0として全勝優勝に王手をかけた筑波大は、続く第1ダブルスでも青木もえ/広瀬未來が、本田胡桃/松本みなみに対して21−13、21−15。筑波大が3試合目まででこの試合の決着をつけて、全勝優勝を決めた。
今大会は日本B代表の栗原あかりを海外遠征で欠いたほか、ケガ人なども出てなど苦しいやりくりを迫られたが「かなり厳しい状況であるというのは覚悟の上で、それでもみんなで優勝をめざそうとやってきた」と染谷。「他のチームもここから成長してくると思うので、自分たちも負けずにインカレ団体優勝に向けて強固なチームをつくっていきたい」(染谷)と昨年、連覇の途切れたインカレでの王座奪還に向けて春の好スタートを切った。
【最終順位】
優勝:筑波大
2位:日本体育大
3位:法政大
4位:専修大
5位:明治大
6位:早稲田大
取材・文/吉井信行
写真/菅原淳