関東大学バドミントン春季リーグの1部、2部最終戦が、5月4日に神奈川県のひらつかサン・ライフアリーナで開催。男女ともに最終順位が確定した。ここでは、1部男子のダイジェストをお伝えする。
女子のダイジェストはこちら
【男子1部】
男子1部は、4戦全勝で最終日を迎えた日本大と、1敗で追う法政大による直接対決となった。この試合、先制したのは日本大だ。日本大は第1シングルスの阿部大輔が、増本康祐にストレート勝ちして、チームに流れを引き寄せる。これに対して、なんとか最終戦を勝利で飾りたい法政大も、第2シングルスの林寿輝弥が日本大の曹淵鋮との激戦をファイナルゲーム19本で制して、スコアを1-1のタイに戻した。
ここで法政大に傾きかけた流れを再度引き寄せたのは、日本B代表ペアであり、日本大のエースを担う小川航汰/熊谷翔だった。スタートからリズムよく攻めた小川/熊谷は、第1ゲームをわずか8本で奪うと、第2ゲームこそ競った展開になったが18本で勝ちきる。
勝利まであと1つと迫った日本大は、第2ダブルスでも江口心/後藤拓人が終始、気持ちのこもったプレーを披露してファイナルゲーム15本で勝利。チームの勝利を決めた日本大が、見事に全勝で春季リーグの優勝を勝ち取った。「みんなで楽しんで、みんなで応援して、気持ちを一つにしてやっていけたと思います。(インカレに向けて)油断するわけではなく、ここから気を引き締めて練習からやっていこうと思っています」(日本大・小川主将)
【最終順位】
優勝:日本大
2位:法政大
3位:日本体育大
4位:明治大
5位:筑波大
6位:中央大
取材・文/吉井信行
写真/菅原淳