4月30日に開催されたアジア選手権2023(UAE・ドバイ)最終日は、各種目決勝が行なわれた。日本勢は女子ダブルスの福島由紀/廣田彩花が決勝に進出し、見事優勝を飾っている。
アジアの頂点を極める決勝の舞台に立った福島(上写真・右)/廣田は、韓国の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナと激突。今季のドイツOP(Super300)を制し、全英OP(S1000)でも準優勝の好成績を収めているベテラン&若手ペアに対し、福島/廣田も久々のタイトル獲得に向けて好調を保ったまま決勝に臨んでいた。
試合は第1ゲームから福島/廣田が主導権を掌握。9連続ポイントで21-7と圧倒した福島/廣田は、第2ゲームも11-14の場面から10連続得点で逆転に成功。勢いのあるペアを退け、見事アジア女王に輝いた。
女子シングルスは準決勝で山口茜を下した台湾の戴資穎(タイ・ツーイン/上写真・中央)と、今季絶好調のアン・セヨン(韓国)が対決。第1ゲームは出だしから大量リードを奪った戴資穎が21-10で制すと、第2ゲームもその勢いのままアン・セヨンを抑え21-14で勝利。戴資穎がアジア選手権3回目の優勝を手にした。
男子ダブルスは、インドのシェティ/ランキレッディがV達成。中国対決となった混合ダブルスは、若手の蒋振邦(ジャン・ツェンバン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシン)が、第一人者の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)を2-0で下して初優勝を手にした。男子シングルスは、2021年世界選手権王者、ロー・ケンイゥ(シンガポール)を決勝で下したアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)が頂点に立っている。
30日の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔21−12、21−8〕0●ロー・ケンイゥ(シンガポール)28分
【女子シングルス】
戴資穎(台湾)②〔21−10、21−14〕0●アン・セヨン(韓国)34分
【男子ダブルス】
シェティ/ランキレッディ(インド)②〔16−21、21−17、21−19〕1●テオEY/オンYS(マレーシア)67分
【女子ダブルス】
福島由紀/廣田彩花②〔21−7、21−14〕0●李紹希/ペク・ハナ(韓国)49分
【混合ダブルス】
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−15、21−16〕0●鄭思維/黄雅瓊(中国)28分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO