4月11日、今年の7月25日から30日まで開催されるBWFワールドツアー・ダイハツ・ジャパンオープン(東京・国立代々木競技場第一体育館/Super750)の大会開催発表記者会見が行なわれた。
昨年、大阪で開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2022は、女子シングルスの山口茜と男子シングルスの西本拳太が優勝。混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗も、準優勝の好成績を収めている。今年は会場を東京に戻し、代々木第一体育館を舞台に白熱した戦いが繰り広げられる。
記者会見には、日本バドミントン協会の中村新一会長ほか、冠スポンサーのダイハツ工業・奥平総一郎代表取締役社長などが出席。また、出場予定選手として、日本A代表の奈良岡功大(FWDグループ)、山口茜(再春館製薬所)、志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)、渡辺勇大/東野有紗(BIPROGY)も参加し、それぞれ大会への意気込みを語っている。
日本協会の中村会長は、「(新型コロナの影響が)現在の状況であれば、今年は正常な形での大会開催が予定されています。世界各国の選手、関係者を迎えてのびのびとプレーし、ファンの方も周囲を気にすることなく声援が送れる環境を取り戻せることに、大きな喜びを感じています」と話し、5月から始まるパリ五輪レースに向けても「選手の皆さんも例年以上にこの大会の位置付けを重く感じ、緊張感のある試合を繰り広げると思います。そういった中からパリ五輪に出場し、表彰台に上がる選手が誕生することを期待しています」と語った。
★会見に出席した選手のコメント
山口「ジャパンOPは日本で開催される数少ない国際大会の一つ。自分自身も精いっぱい楽しみたいですし、それまでにしっかりコンディションを整えて、開催までの間に成長できたらと思います。ファンの皆さまに楽しんでもらえるプレーができるように頑張りたいですし、よりバドミントンに興味をもってもらえたらうれしいです」
志田(左)「いつも応援ありがとうございます。昨年はジャパンOPで悔しい思いをしたので(1回戦敗退)、今年はシダマツらしく楽しくプレーできるように、そして優勝をめざして頑張りたいと思います」
松山「前回のジャパンOPは思うようなプレーも、思うような結果も出せなかったので、今年は2人で納得いくような結果を出せたらと思います」
渡辺(左)「今大会は、五輪レース中の開催ですし、Super750というグレードの高い大会でもあるので、日本の皆さんに背中を押してもらいながら、はりきって頑張っていきたいと思います」
東野「ジャパンOPは、2人で楽しんでプレーできる場所です。そして、日本の皆さんにたくさん応援をしてもらえる日本で数少ない国際大会でもあるので、2人で楽しんで、ワタガシらしいプレーができるようにしたいです。昨年は2位だったので、今年は優勝できるように頑張りたいと思います」
奈良岡「いつも通り、自分らしく全力で頑張りますので、応援よろしくお願いします」
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部
写真/長尾亜紀