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【高校選抜2023】春一番の歓喜に包まれるのは?<女子団体展望>

1、2年生の新チームで挑む『全国高校選抜大会』が、3月25日から28日まで岩手県・花巻市総合体育館で開催される。51回目となる今回の団体戦には、男女計67校が出場。各都道府県代表による熾烈な戦いを制するのはどこか?

ここでは、高校選抜直前企画として、バドミントン・マガジン3月号で掲載されている展望記事をバド×スピ!に特別公開。女子団体の展望を紹介する。

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柳井商工の連覇記録を阻止できるか!?

女子団体は、2年連続春夏連覇を達成した柳井商工(山口)が今年も優勝争いを牽引しそうだ。1年生ながら昨年の世界ジュニアで優勝した宮崎友花や、インターハイダブルス優勝経験のある主将・田口真彩という実績のある2人がチームを牽引。「チャレンジャーとして攻める気持ちを大事にしたい」(竹光唯至監督)と、全国5大会連続優勝に挑戦する。

昨年の表彰式で笑顔を見せる柳井商工のメンバー。今年も主軸として期待がかかる田口真彩主将(前列左から2人目)は、「また日本一になって山口に帰ります」と意気込む
昨年の世界ジュニア金メダリストの宮崎友花は、柳井商工の大きな得点源

柳井商工に待ったをかけたい第2シード・ふたば未来学園(福島)は、日本B代表に選ばれた須藤海妃/山北奈緖がエース。東北大会では、この2人がシングルスの決勝を争うなど、単複での活躍が期待される。「性格もプレースタイルもまったく違うが、融合したときに大きなパワーを発揮する」(大久保菜摘監督)というチームの特徴を生かして、王座へとたどり着けるか。

ふたば未来学園の須藤海妃。単複での好結果が見込める逸材の一人だ
須藤海妃とともに、ふたば未来学園の頼もしい存在である山北奈緖

そして、そのほかのインターハイ上位校も虎視眈々。インターハイ3位の四天王寺(大阪)は、全日本ジュニア複2位の原菜那子/玉木亜弥がエースを担うか。順当に勝ち上がれば、準々決勝では全日本ジュニア単同時優勝の遠藤美羽を擁する作新学院(栃木)と対戦。頂点に迫るためには、ここが最初の山場となりそうだ。

インターハイ3位の四天王寺は、伸び盛りの玉木亜弥らがチームの躍進を担う

また、左下のヤマにはインターハイ8強の青森山田(青森)と西武台千葉(千葉)が入った。青森山田は清瀬璃子、西武台千葉は竹澤みなみがチームを牽引。まずは、この2校がぶつかることが予想される大会2日目の準々決勝までチームを導きたい。

ふたば未来学園のヤマにはインターハイ8強の日章学園(宮崎)や強豪・埼玉栄(埼玉)が入り、聖ウルスラ学院英智(宮城)や諫早商(長崎)、園田学園(兵庫)などの実力校は柳井商工と同じヤマに。序盤から目の離せない戦いが続きそうだ。

青森山田はインターハイ複優勝の実績を持つ清瀬璃子が、チームを力強く引っ張る

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第51回全国高校選抜大会

◆競技日程

3月25日(土)9:30~ 団体戦(1~3回戦)

3月26日(日)9:30~ 団体戦(準々決勝~決勝)

3月27日(月)9:00~ 個人戦・ダブルス(1回戦~準々決勝)、個人戦・シングルス(1~2回戦)

3月28日(火)9:00~ 個人戦・ダブルス(準決勝~決勝)、個人戦・シングルス(準々決勝~決勝)

※会場は花巻市総合体育館

文/吉井信行

構成/バドミントン・マガジン編集部(本稿はバド×スピ!に掲載するにあたり、一部加筆・修正をしています)

写真/BBM

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