3月15日に開催されたBWFワールドツアー・全英選手権(バーミンガム/Super1000)大会2日目は、各種目1回戦の残り半分が行なわれ、伝統と格式のある最高峰の舞台で日本代表も熱戦を繰り広げた。
男子シングルスは4選手が登場。西本拳太(上写真)はカナダのブライアン・ヤンとの勝負を2-0で勝利。第1ゲーム16本、第2ゲームも14本に抑えて順当に2回戦に勝ち進んだ。世界ランキング6位の奈良岡功大は、中国の陸光祖(ルゥ・グァンズ)との勝負に挑んだが、第1ゲーム11-7の場面で相手選手がキケン。これにより奈良岡は2回戦に進出している。2019年全英王者・桃田賢斗は、昨年の世界選手権銀メダルのクンラビット・ビティサラン(タイ)と接戦を演じるも、第1ゲームは21-23、第2ゲームは15-21で敗れ、初戦敗退となった。
女子ダブルスは前回優勝の志田千陽(上写真・左)/松山奈未が、カナダペアを下して順当に2回戦へ。福島由紀/廣田彩花は相手ペアの途中棄権により、1回戦を突破した。女子シングルスの山口茜、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗も順当に勝利。渡辺/東野は香港の難敵を相手に17本オールで白星をつかんでいる。
3月15日の日本選手の結果、16日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(3月15日)
奈良岡功大○〔11−7、キケン〕●陸光祖(中国)10分
西本拳太②〔21−16、21−14〕0●ブライアン・ヤン(カナダ)44分
常山幹太●0〔16−21、11−21〕②石宇奇(中国)42分
桃田賢斗●0〔21−23、15−21〕②クンラビット・ビティサラン(タイ)61分
▼2回戦(3月16日)
奈良岡功大 – スリカンス・キダムビ(インド)
西本拳太 – リー・ジジャ(マレーシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(3月15日)
山口茜②〔21−9、21−10〕0●ミア・ブリックフェルト(デンマーク)30分
大堀彩●0〔15−21、15−21〕②ブサナン・ンバルンパン(タイ)43分
▼2回戦(3月16日)
山口茜 – イボンヌ・リ(ドイツ)
【男子ダブルス】
▼1回戦(3月15日)
古賀輝/齋藤太一●1〔21−18、21−23、13−21〕②ベイ/モーヘッド(デンマーク)75分
▼2回戦(3月16日)
保木卓朗/小林優吾 – ダン/ホール(スコットランド)
【女子ダブルス】
▼1回戦(3月15日)
福島由紀/廣田彩花②〔21−10、11−3、キケン〕1●マックフェルソン/トランス(スコットランド)25分
志田千陽/松山奈未②〔21−18、21−7〕0●チェ/ウー(カナダ)32分
▼2回戦(3月16日)
志田千陽/松山奈未 – 李紹希/ベク・ハナ(韓国)
松本麻佑/永原和可那 – スミス/バーチ(イングランド)
福島由紀/廣田彩花 – ジョリー/プレラ(インド)
【混合ダブルス】
▼1回戦(3月15日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−17、21−17〕0●鄧俊文/謝影雪(香港)40分
▼2回戦(3月16日)
渡辺勇大/東野有紗 – 金ワンホ/鄭ナウン(韓国)
金子祐樹/松友美佐紀 – タンKM/ライPJ(マレーシア)
山下恭平/篠谷菜留 – 葉宏蔚/李佳馨(台湾)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO