3月12日に開催されたBWFワールドツアー・ドイツOP(ミュールハイム・アン・デア・ルール/Super300)最終日は、各種目決勝が行なわれた。日本は2種目で決勝に進出し、女子シングルスの山口茜が優勝をとげた。
女子シングルスの決勝戦は、日本のエースである山口(上写真)と、韓国エースのアン・セヨンが激突。世界ランク1、2位同士、そして1月のマレーシアOP(S1000)、インドOP(S750)の決勝でも対戦している2人の勝負は、第1ゲームを山口が10連続得点などで先制。第2ゲームも4-7から6連続ポイントで10-7にすると、その後も主導権を握った山口が点差を広げて21-14で勝利。2019年優勝以来のドイツOP制覇を遂げている。
女子ダブルスは志田千陽/松山奈未(上写真・手前)が、韓国の李紹希/ペク・ハナと対戦。ベテランと若手が組む韓国ペアに対して、第1ゲームは11-6と前半はリードをして進める。しかし、ここから点の奪い合いに持ち込まれると、最後は逆転を許して19-21で先取される。第2ゲームも接戦となったが、11オール以降は韓国ペアにペースを握られて15-21で敗戦。志田/松山は準優勝に終わった。
男子シングルスは、ベテランの伍家朗(ン・カロン/香港)が、準決勝で桃田賢斗を破った李詩灃(リ・シフェン/中国)をファイナル勝負の末に退けて優勝。韓国ペア対決となった男子ダブルスは、催率圭(チェ・ソルギュ)/金ワンホが72分の大激闘を制して優勝を飾った。混合ダブルスは馮彦哲(ファン・イァンジァ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)が頂点に立っている。
3月12日の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
伍家朗(香港)②〔20−22、21−18、21−18〕1●李詩灃(中国)86分
【女子シングルス】
山口茜②〔21−11、21−14〕0●アン・セヨン(韓国)34分
【男子ダブルス】
催率圭/金ワンホ(韓国)②〔21−19、18−21、21−19〕1●徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)72分
【女子ダブルス】
李紹希/ペク・ハナ(韓国)②〔21−19、21−15〕0●志田千陽/松山奈未56分
【混合ダブルス】
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−4、21−15〕0●金ワンホ/鄭ナウン(韓国)38分
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO