3月4日、BWFワールドツアーのドイツOP(Super300/3月7〜12日)、全英OP(S1000/3月14〜19日)などに参戦する日本代表が、遠征先に向けて出発した。ここでは、出発前の囲み取材に応じた選手たちの、大会への意気込みを紹介する。
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渡辺勇大(右)/東野有紗
(2018、21、22年全英OP優勝)
――合宿を終えて、現在のコンディションは?
東野 とてもよい状態で試合を迎えられるんじゃないかなと思います。
渡辺 可もなく不可もなく、という感じです。
――全英OPは3連覇がかかっている。
東野 自分たちにとって全英OPは本当に大好きな場所で、大好きな大会。あまり気負うことなく、3連覇に向けて頑張っていきたいです。
渡辺 (前回から)すごい時間が経っている気がして、あまり2連覇している実感はありませんが、今回のドロー(組み合わせ)を見ても、1回戦から厳しい戦いが続くと思っています。先を見過ぎず、一戦一戦、大事にしたいです。
――3連覇を達成したら史上7組目。朴柱奉(パク・ジュボン)ヘッドコーチの混合ダブルス連覇の数字と並ぶ。
渡辺 (朴ヘッドコーチとは)ちょっと次元が違うので(笑)。9回くらい優勝してますよね? 次元が違うので並ぶという意識はないですけど、結果として優勝がついてきたらうれしいと思います。
※朴ヘッドコーチは男子ダブルスで4回、混合ダブルスで5回優勝
東野 本当に大好きな大会なので、3連覇できればいいなと思います。朴さんを超えることは難しいと思うんですけど、自分たちらしく頑張っていきたいです。
――アジア混合団体からの帰国後、どのような調整を?
渡辺 休んだり、休まなかったりです。特にここを頑張って(強化した)というよりは、バドミントンを楽しんで、日本にいられる時間を楽しんで、という感じでした。
――アジア混合団体では、東野選手が緑川大輝選手と組んで試合に出ていた。渡辺選手のケガの状況は?
渡辺 検査もしましたし、そんなに大きなケガではなかったです。
――今回の遠征で、プレー面で試したいところは?
東野 (1月の)マレーシアOP、インドOPのような感じでできれば一番いいと思っていますが、やっぱり調子がよい悪いは、その日によって違ってくる。その日の自分がどんな体調でも、コンスタントによいプレーができるように体調管理をしっかりしていきたいです。
−−マレーシア、インドで好成績だった理由は?
東野 久しぶりの大会だったので、楽しめたという部分が大きいと思います。プレーはそんなによかったかは覚えていませんが、楽しめたのが一番よかったです。
――渡辺選手は1月の遠征の手応えをどう感じているか
渡辺 結果がついてきたのは、僕らのコンディションがよかったという表れだと思う。結果が出ると、自分自身に“これでよかった”という示しがつくというか、証拠が残るというか。よいパフォーマンスができたから結果が出ているので、それを信じて、今回も何かを考え過ぎず、先輩も言ってくれたように楽しんで、というのが大事かなと思います。
取材・写真/平野貴也