【日本代表情報】「シダマツらしく悔いのないように、笑って終われるように頑張りたい」(志田)<欧州遠征出発前コメント-2>

3月4日、BWFワールドツアーのドイツOP(Super300/3月7〜12日)、全英OP(S1000/3月14〜19日)などに参戦する日本代表が、遠征先に向けて出発した。ここでは、出発前の囲み取材に応じた選手たちの、大会への意気込みを紹介する。

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志田千陽(右)/松山奈未
(2022年全英OP優勝)

――出発前のコンディションについて

志田 私は(S/Jリーグの)TOP4トーナメントの後に、軽く足を痛めてしまって、1週間ほどその痛みと付き合いながらの練習でした。しっかりフル(メニュー)でできましたし、今できる自分の100パーセントを使って練習して、試合で悔いがないように準備をしてきたので、コンディションは100%パーセントよいとは言えませんが、しっかりと気持ちも身体も整えてきたつもりです。

−−足を痛みについては?

志田 疲労などの蓄積で(痛みが)出てしまったものだと思うのですが、大きいケガではないので、あまり心配はいらないかなと思います。

松山 自分もまだ(左アキレス腱痛の)痛みを抱えた状態で、治療をして合宿に入りました。最初は少しできないこともありましたけど、最後の方は、よいコンディションで練習ができたので、よい状態で大会に入れると思います。

――前回の全英OPは優勝。どのような意識で臨むか

志田 前回は簡単ではなくて難しい試合ばかりでしたが、その中で自分たちのパフォーマンスを100パーセント出すことができたことが、優勝につながったと思います。2連覇をめざしますが、本当に難しいことに挑戦するんだと思っていて、その中でもシダマツらしく悔いのないように、笑って終われるように頑張りたいと思います。

松山 伝統ある大会なので、もう一度優勝したい気持ちはあります。そこに向けて今回の合宿で(練習を)積んできたので、よいパフォーマンスができればなと思います。

――全英OPは五輪レース前の大きな大会

志田 昨年の11月から2人ともケガをして、なかなか試合に出られず、1月(の国際大会)も練習を十分にできない状態での3週でした。全英OPまでは、2人でしっかり練習を重ねて準備もしてきた状態です。全英OPで優勝をするための準備をしてきたので、仮に優勝に届かなくても、何か収穫のある大会にしたいです。

松山 全英OPでは、2回戦で韓国ペア(李紹希/ベク・ハナ)と対戦する可能性があって、そのペアにはまだ勝ったことがない。そこを抜けたい気持ちはあります。

――昨年、全英OPを制して人生は変わったか

志田 松山が言ったように全英OPは伝統ある大会ですし、そのタイトルを取ると取らないでは、やっぱり大きく違うなと感じます。めざしていた大会で優勝できたことはすごく自信になりました。それによって、たくさんの方がメッセージをくれて、あらためて、自分たちが多くの人に支えられていることを再確認しつつ、もっと頑張ろうという原動力になったので、それはすごくよかったし、うれしかったです。

取材・写真/平野貴也

投稿日:2023/03/04
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