3月4日、BWFワールドツアーのドイツOP(Super300/3月7〜12日)、全英OP(S1000/3月14〜19日)などに参戦する日本代表が、遠征先に向けて出発した。ここでは、出発前の囲み取材に応じた選手たちの、大会への意気込みを紹介する。
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山口茜
(2022年全英OP優勝)
――現在のコンディションについて
山口 気持ちの準備はしっかり(できている)というわけではないですけど、まずはドイツOPがあるので、しっかりやれたらいいなと思います。(コンディションは)すごくよいというわけではないですけど、いつも通りにやれているのかなと思います。
――全英OPは大会連覇がかかる
山口 勝ち上がるのが簡単ではないと思うので、一つひとつ、結果を気にせずに自分のいいプレーが出せるようにやっていきたいです。
――昨年、全英OPを優勝したときに「特別な大会」と話していた。どんなところが特別と感じるか
山口 伝統や歴史がありますし、他にもグレードが同じ大会はありますが、みんなが取りたいタイトルという点では、少し違う部分があると思います。その中で、自分がどれだけいつも通りのいいプレーができるかが大切だと思います。
――連覇は、山口選手にとっても大きな意味を持つと感じますか?
山口 もちろん、連覇とか優勝という結果には意味があると思いますけど、それよりも、自分がどれだけのプレーができるかの方が重要かなと思います。
――最近の国際大会では、山口選手とアン・セヨン選手(韓国)が上位まで残ることが多くなっている。意識するところはある?
山口 アン・セヨン選手の方が若いですし、確実に、成長速度は上だと思うので、その中でどれだけ自分が負けずに成長したり、対応していけるかがポイントなのかなと思ってやっています。
――アン・セヨン選手の成長速度は、想像以上?
山口 完成度の高い選手だったと思いますけど、自分の20歳くらいの時もすごく成長した期間だったと思いますし、若さや経験という意味では、まだまだたくさん学んでいく時期。他の選手の成長を想像したことがないので(速度については)わからないですけど、どんどん成長していくなとは感じます。
取材・写真/平野貴也