1月28、29日にバドミントンの国内最高峰リーグ・S/Jリーグ2022が、山口県周南市、京都府京都市、三重県四日市市で開催された。今節でS/Jリーグ2022のSブロックとJブロックの全試合が終了し、それぞれの順位が確定。各ブロック上位2チームによる決勝トーナメント・TOP4への進出チーム、順位決定戦の対戦カードが決まった。ここでは、女子のダイジェストをお伝えする。
【ダイジェスト】
Sブロックは、4連勝中のBIPROGYと4勝1敗でブロックの戦いを終えているヨネックスのTOP4進出が決定。ブロック最終戦に挑んだBIPROGYが、東海興業に勝てば首位通過が確定する状況となっていた。
全勝でブロックを終えてTOP4に臨みたいBIPROGYは、第2ダブルスに日本代表として長年活躍した髙橋沙也加を、大竹望月とのペアで起用。第1ダブルスはBIPROGYの星千智/大澤佳歩が、東海興業の杉山利奈/園田絵里奈に2-0で快勝すると、シングルスも杉山薫が東海興業の海老澤花に13本、13本で勝利。そして、第2ダブルスに登場した髙橋沙/大竹も2-0のストレート勝利を飾り、BIPROGYがブロック5勝目をゲット。Sブロック1位を確定させた。
Jブロック下位同士の戦いとなった山陰合同銀行と広島ガスの勝負は、ここまで白星のなかった山陰合同銀行が貴重な勝利をつかんだ。
負ければブロック5連敗となる山陰合同銀行は、第1ダブルスの髙崎夏実(上写真・右)/田部真唯が、広島ガスの山藤千彩/志波寿奈に22−20、21−14で勝利。シングルスの矢﨑月子にいい流れでつなげると、その矢﨑が広島ガスの濱北ももに第1ゲームを奪われるも、第2ゲームを21-15、最終ゲームも20オールから意地の2連続ポイントをつかんで逆転勝利。チームの白星が決まると、その後の第2ダブルスも勝利を飾った山陰合同銀行が3-0で快勝。ブロック成績を1勝4敗で終えた。
1月28日に山口県周南市で行なわれたACT SAIKYOと七十七銀行の勝負は、地元のACT SAIKYOが3-0で勝利。3勝2敗でSブロックでの勝ち越しを決めた。
第1ダブルスはACT SAIKYOの柏原みき/水津優衣が21−14、21−12で七十七銀行の田代愛妃/神山歩美に勝利。シングルスもACT SAIKYOの水津愛美が、七十七銀行の池内萌絵に対して第1ゲーム17本、第2ゲームも22-20で制してチームの勝利が決める。そのまま連勝をねらうACT SAIKYOは、第2ダブルスの重田美空/大澤陽奈が13本、13本で勝利し、チームも3-0で快勝。地元で開催されたブロック最終戦を、見事白星で飾った。
■Sブロック
▼京都・島津アリーナ京都(1月29日)
BIPROGY(5勝)3−0 東海興業(1勝4敗)
星千智/大澤佳歩②〔21−16、21−5〕0●杉山利奈/園田絵里奈
杉山薫②〔21−13、21−13〕0●海老澤花
髙橋沙也加/大竹望月②〔21−17、21−14〕0●井上洸/肥田木あかり
■Jブロック
▼三重・四日市市総合体育館(1月29日)
山陰合同銀行(1勝4敗)3−0 広島ガス(1勝4敗)
髙崎夏実/田部真唯②〔22−20、21−14〕0●山藤千彩/志波寿奈
矢﨑月子②〔13−21、21−15、22−20〕1●濱北もも
三輪音巴/佐藤茅穂②〔21−14、21−16〕0●小田菜摘/石村亜美
■Sブロック
▼キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター(1月28日)
ACT SAIKYO(3勝2敗)3−0 七十七銀行(2勝3敗)
柏原みき/水津優衣②〔21−14、21−12〕0●田代愛妃/神山歩美
水津愛美②〔21−17、22−20〕0●池内萌絵
重田美空/大澤陽奈②〔21−13、21−13〕0●毛利未佳/重信萌夏
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原淳