1月28日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(Super500/ジャカルタ)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
3種目で準決勝に勝ち進んだ日本勢。その中で決勝の切符を手にしたのは、女子ダブルスの福島由紀(上写真・右)/廣田彩花。マレーシアのタン/ティナーに対し、第1ゲームは21-14に抑えて先制ポイントをつかむ。第2ゲームに入ると、序盤からマレーシアペアにペースを握られ5-12とリードを許す展開となったが、福島/廣田もnねばり強いラリーで追走。じわじわ点差を詰めてプレッシャーをかけると、14-17から5連続得点で逆転。最後は福島/廣田がマレーシアペアを振り切って21-19とし、昨年6月のインドネシアOP(Super1000)以来となる決勝進出を決めた。
混合ダブルスの金子祐樹(上写真・左)/松友美佐紀は、上位大会では2021年の全英OP(Super1000)以来の決勝進出をかけて、中国の蒋振邦(ジャン・ヅェンパン)/魏雅欣(ウェイ・ヤーシィン)と対戦。第1ゲームは8-9から徐々に点差を広げられ11-17。後半16-19と3点差まで詰めたが、最後はとらえきれずに16-21で落とす。第2ゲームも中盤12オールと競った展開となったが、後半にリードを許すとそのまま逃げ切られ、16-21で敗戦。久々の決勝進出を逃した。
男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾(上写真・左)は、地元インドネシアのカルナンド/マーティンと激突。第1ゲームを21-18で先制した保木/小林だったが、第2ゲームを17-21で落とすと、ファイナルゲームは失速し3-21で敗戦。決勝の切符はつかめなかったが、上位大会では久々のベスト4の好結果を手にした。
1月28日の準決勝の結果、29日の決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(1月28日)
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔21−13、15−21、21−19〕1●石宇奇(中国)73分
チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)②〔17−21、27−25、22−20〕1●伍家朗(香港)83分
▼決勝戦(1月29日)
ジョナタン・クリスティ – チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ
【女子シングルス】
▼準決勝(1月28日)
アン・セヨン(韓国)②〔21−9、10−21、21−16〕1●王祉怡(中国)69分
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−15、21−14〕0●韓悦(中国)41分
▼決勝戦(1月29日)
アン・セヨン − キャロリーナ・マリーン
【男子ダブルス】
▼準決勝(1月28日)
何濟庭/周昊東(中国)②〔21−14、21−16〕0●劉雨辰/欧烜屹(中国)40分
カルナンド/マーティン(インドネシア)②〔18−21、21−17、21−3〕1●保木卓朗/小林優吾64分
▼決勝戦(1月29日)
カルナンド/マーティン − 何濟庭/周昊東
【女子ダブルス】
▼準決勝(1月28日)
張殊賢/劉聖書(中国)②〔21−11、21−9〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)43分
福島由紀/廣田彩花②〔21−14、21−19〕0●タン/ティナー(マレーシア)51分
▼決勝戦(1月29日)
福島由紀/廣田彩花 − 張殊賢/劉聖書
【混合ダブルス】
▼準決勝(1月28日)
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−16、21−16〕0●金子祐樹/松友美佐紀34分
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−13、21−19〕0●ジケル/デリュウィ(フランス)42分
▼決勝戦(1月29日)
蒋振邦/魏雅欣 − 馮彦哲/黄東萍
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO