1月27日に開催されたBWFワールドツアー・インドネシアマスターズ(Super500/ジャカルタ)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
日本勢は女子シングルスを除く4種目で準々決勝に進出。保木卓朗(上写真・右)/小林優吾、竹内義憲/松居圭一郎の2ペアが勝ち上がった男子ダブルスは、保木/小林が白星。インドネシアの若手ペアとの勝負を第1ゲーム11本、第2ゲームは13本に抑えて準決勝の切符をつかんだ。一方、竹内/松居は昨年のシンガポールOP(Super500)優勝実績のあるインドネシアペアに0-2で敗戦。上位進出を逃した。
女子ダブルスは福島由紀/廣田彩花(上写真・手前)がベスト4進出。インドペアと対戦した2人は、第1ゲーム21-13に抑え、第2ゲームも競り合いを制して21-18で勝利。準々決勝を突破した。混合ダブルスの金子祐樹/松友美佐紀は、インドネシアに逆転勝利。第1ゲームは15-21で先制を許した金子/松友だったが、第2ゲームは接戦を抜け出し21-18、最終ゲームは連続得点で引き離し21-13で制した。
男子シングルスはマレーシアOPベスト4の常山幹太が香港の伍家朗(ン・カロン)と対戦。第1ゲームは序盤から相手にリードを広げられ、12-18と苦しい展開。ここから7連続得点で19-18と逆転に成功した常山だったが、連続失点で再逆転を許し19-21で第1ゲームを落とした。第2ゲームは常山が先行しながら試合を進めたものの、17-12から5連続失点で同点に。終盤の競り合いに屈した常山が19-21で敗れ、ベスト4進出を逃した。
1月27日の準々決勝の結果、28日の準決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準々決勝(1月27日)
石宇奇(中国)②〔21−10、21−17〕0●陸光祖(中国)35分
ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔15−21、21−10、21−13〕1●ラクシャ・セン(インド)62分
チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)②〔21−16、21−16〕0●ブライアン・ヤン(カナダ)43分
伍家朗(香港)②〔21−19、21−19〕0●常山幹太46分
▼準決勝(1月28日)
石宇奇 − ジョナタン・クリスティ
伍家朗 − チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ
【女子シングルス】
▼準々決勝(1月27日)
王祉怡(中国)②〔21−12、21−6〕0●ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)34分
アン・セヨン(韓国)②〔21−15、21−15〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)42分
韓悦(中国)②〔19−21、21−8、21−16〕1●グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)64分
キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔22−20、21−9〕0●リーネ・クリストフェルセン(デンマーク)40分
▼準決勝(1月28日)
王祉怡 − アン・セヨン
韓悦 – キャロリーナ・マリーン
【男子ダブルス】
▼準々決勝(1月27日)
劉雨辰/欧烜屹(中国)②〔11−21、21−13、25−23〕1●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)78分
何濟庭/周昊東(中国)②〔21−17、21−10〕0●A・チア/ソーWY(マレーシア)39分
カルナンド/マーティン(インドネシア)②〔21−13、21−11〕0●竹内義憲/松居圭一郎40分
保木卓朗/小林優吾②〔21−11、21−13〕0●マウラナ/フィクリ(インドネシア)37分
▼準決勝(1月28日)
劉雨辰/欧烜屹 − 何濟庭/周昊東
保木卓朗/小林優吾 – カルナンド/マーティン
【女子ダブルス】
▼準々決勝(1月27日)
張殊賢/劉聖書(中国)②〔21−15、14−21、21−8〕1●譚寧/夏玉婷(中国)38分
ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)②〔16−21、21−17、21−18〕1●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)84分
タン/ティナー(マレーシア)②〔21−10、21−12〕0●李汶妹/劉玄炫(中国)37分
福島由紀/廣田彩花②〔21−13、21−18〕0●カストロ/ポンナッパ(インド)44分
▼準決勝(1月28日)
張殊賢/劉聖書 – ジョンコパン/ラウィンダ
福島由紀/廣田彩花 – タン/ティナー
【混合ダブルス】
▼準々決勝(1月27日)
蒋振邦/魏雅欣(中国)②〔21−11、21−15〕0●王懿律/杜玥(中国)29分
ジケル/デリュウィ(フランス)②〔21−16、21−19〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)43分
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−13、21−13〕0●ヒダヤトゥラー/プラナタ(インドネシア)41分
金子祐樹/松友美佐紀②〔15−21、21−18、21−13〕1●フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア)66分
▼準決勝(1月28日)
金子祐樹/松友美佐紀 − 蒋振邦/魏雅欣
ジケル/デリュウィ − 馮彦哲/黄東萍
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO