1月21、22日にバドミントンの最高峰リーグ・S/Jリーグ2022が、岐阜県岐阜市、熊本県熊本市の2会場で開催された。ここでは女子結果をダイジェストでお伝えする。
【ダイジェスト】
女子はJブロック2試合が行なわれた。22日の熊本大会では、すでにTOP4進出を決めている北都銀行と、3勝1敗の地元・再春館製薬所が激突。再春館製薬所は日本A代表の山口茜と志田千陽/松山奈未が遠征で不在。北都銀行もA代表・永原和可那のケガなどがあり、互いに苦しい台所事情の中で白星を争った。
第1ダブルスは再春館製薬所の加藤佑奈/廣上瑠依が先制。北都銀行の田中果帆/江里口玲奈を10本、18本で退ける。再春館製薬所はシングルスに登場したA代表の郡司莉子で連勝をねらったが、ここで待ったをかけたのが北都銀行の舛木さくら。第1ゲームを21-18で奪うと、続く第2ゲームも11本に抑えて勝利。チームの勝敗を1-1に戻して第2ダブルスに託した。
その第2ダブルスは、第1ゲームを再春館製薬所の小野菜保/福本真恵七が先制するも、北都銀行の曽根夏姫/小松ゆいが第2ゲームを21-17で奪い返して最終ゲームへ。互いに負けられない勝負は、小野/福本が21-17で勝利し、再春館製薬所が2-1で白星を獲得。ブロック成績を4勝1敗とし、TOP4の切符をつかみとった。
21日に行なわれた丸杉VS広島ガスの試合は、丸杉が2-1で制してブロック3勝目をつかんだ。丸杉はエースの福島由紀/廣田彩花を欠く中、第1ダブルスの川添麻依子/今井莉子が接戦を切り抜けて2-0のストレート勝ち。シングルスは、丸杉の内定選手で2022年インターハイ女子シングルス王者・吉川天乃(倉敷中央高)が広島ガスの濱北ももにファイナル勝負で敗れたものの、第2ダブルスの小野美晴/杉村南美が2-1で勝利を飾り、チームの白星に貢献した。丸杉は今季初参戦となったS/Jリーグを3勝2敗で終えている。
■Jブロック
▼熊本・熊本県立総合体育館(1月22日)
再春館製薬所(4勝1敗)2−1 北都銀行(4勝1敗)
加藤佑奈/廣上瑠依②〔21−10、21−18〕0●田中果帆/江里口玲奈
郡司莉子●0〔18−21、11−21〕②舛木さくら
小野菜保/福本真恵七②〔21−17、17−21、21−17〕1●曽根夏姫/小松ゆい
■Jブロック
▼岐阜・OKBぎふ清流アリーナ
丸杉(3勝2敗)2−1 広島ガス(1勝3敗)
川添麻依子/今井莉子②〔22−20、21−17〕0●小田菜摘/石村亜美
吉川天乃●1〔17−21、21−17、19−21〕②濱北もも
小野美晴/杉村南美②〔18−21、21−18、21−14〕1●山藤千彩/志波寿奈
文/バドミントン・マガジン編集部