1月21日に開催されたBWFワールドツアー・インドOP(Super750/デリー)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本勢は3種目で準決勝に進出。女子シングルスはマレーシアOPからの連続優勝をねらう山口茜(上写真)が、タイのスパニダ・カテソンと対戦。初対戦の相手に対し、山口は第1ゲーム14-8とリード。ここから15-14まで差を詰められた山口だったが、逆転は許さず21-17で先制する。第2ゲームは序盤から相手とポイントを奪い合う展開となったが、16-15から4連続得点で引き離した山口がそのまま逃げ切り21-16で勝利。2大会連続で決勝へと勝ち進んだ。決勝は、中国の何冰嬌(へ・ビンジャオ)を準決勝で下したアン・セヨン(韓国)と激突する。
混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(上写真・右)は、マレーシアOP決勝で敗れた鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)との勝負に挑んだ。マレーシアOPでは19本、11本のストレート負けを喫した渡辺/東野だったが、この日は第1ゲームを21-18で先制。第2ゲームは18本で落としたものの、迎えたファイナルゲームは連続得点で差を広げて21-14で勝利。2大会連続で決勝進出を決めた。その決勝は、中国の王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)と対戦する。
1回戦から2-0のストレートで連勝している女子ダブルスの志田千陽(上写真・右)/松山奈未は、マレーシアの新鋭、タン/ティナーと対戦。持ち味のスピードを生かした攻撃で第1ゲームを21-14で制した志田/松山は、第2ゲームも8オールから連続得点で引き離す。マレーシアペアの追走を振り切った志田/松山は21-16で勝利。昨年7月のマレーシアマスターズ(Super500)以来となる、決勝戦の切符をつかんだ。
男子シングルスは、世界王者のビクター・アクセルセン(デンマーク)がジョナタン・クリスティ(インドネシア)と準決勝で激突し6本、12本で快勝。同じく準決勝を制したクンラビット・ビティサラン(タイ)と優勝を争う。男子ダブルスは昨年の世界王者アーロン・チア(上写真・右)/ソー・ウィーイク(マレーシア)が、アルディアント/アルフィアン(インドネシア)に2-1で逆転勝利。決勝へと勝ち進んだ。
1月21日の準決勝結果、22日の決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(1月21日)
クンラビット・ビティサラン(タイ)②〔27−25、21−15〕0●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)58分
ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−6、21−12〕0●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)38分
▼決勝(1月22日)
ビクター・アクセルセン – クンラビット・ビティサラン
【女子シングルス】
▼準決勝(1月21日)
山口茜②〔21−17、21−16〕0●スパニダ・カテソン(タイ)39分
アン・セヨン(韓国)②〔11−21、21−16、21−16〕1●何冰嬌(中国)74分
▼決勝(1月22日)
山口茜 – アン・セヨン(韓国)
【男子ダブルス】
▼準決勝(1月21日)
A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔11−21、21−15、21−16〕1●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)53分
王昶/梁偉鏗(中国)②〔21−18、21−19〕0●徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)40分
▼決勝(1月22日)
A・チア/ソーWY – 王昶/梁偉鏗
【女子ダブルス】
▼準決勝(1月21日)
陳清晨/賈一凡②〔21−15、21−12〕0●鄭ナウン/金ヘジョン(韓国)56分
志田千陽/松山奈未②〔21−14、21−16〕0●タン/ティナー(マレーシア)43分
▼決勝(1月22日)
志田千陽/松山奈未 – 陳清晨/賈一凡
【混合ダブルス】
▼準決勝(1月21日)
渡辺勇大/東野有紗②〔18−21、21−18、21−14〕1●鄭思維/黄雅瓊(中国)59分
王懿律/黄東萍(中国)②〔21−15、12−21、21−19〕1●金ウォンホ/鄭ナウン(韓国)70分
▼決勝(1月22日)
渡辺勇大/東野有紗 – 王懿律/黄東萍
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO