1月11日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアOP(クアラルンプール/Super1000)2日目は、各種目残りの1回戦が行なわれた。
初日の1回戦は山口茜、西本拳太などシングルス勢が勝利を挙げたものの、ダブルスは苦戦が続き勝利をつかめず。そんな中で迎えた2日目は、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗がイングランドペアを2-0で退けて2回戦へ。全日本総合は渡辺の体調不良を理由に棄権していたが、久々の実戦でしっかり勝ち星を手にした。また、総合優勝の金子祐樹/松友美佐紀(上写真・右)も、インドネシアペアを2-0で制して2回戦に駒を進めている。
混合ダブルスが活躍した一方、男子ダブルスは竹内義憲/松居圭一郎、古賀輝/齋藤太一がどちらも黒星。竹内/松居はデンマークのアストルップ/ラスムセンに、古賀/齋藤はインドネシアの若手ペアに0-2で敗れている。また、女子ダブルスの福島由紀/廣田彩花も、世界ランク4位の鄭雨(ツェン・ユ)/張殊賢(ツァン・シューシャン/中国)に、ファイナルゲームの末に敗退。こちらも初戦突破とはいかず、男子ダブルスと女子ダブルスは出場した全ペアが1回戦敗退という厳しい結果に終わった。
シングルス勢は、女子シングルスの奥原希望(上写真)と男子シングルスの奈良岡功大が1回戦に登場。全日本総合は直前に棄権していた奥原は、世界ランク2位の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)に第1ゲームを9本で抑えられると、第2ゲームは中盤の競り合いを先に抜け出され17-21で敗戦。2回戦には勝ち進めなかった。
奈良岡(上写真)はマレーシアのエース、リー・ジジャに逆転勝利。第1ゲームこそ13本で失った奈良岡だが、第2ゲームを21-17で取り返すと、ファイナルゲームは終盤の接戦をなんとか振り切り21-19。地元優勝をねらった強敵を、1時間13分の激闘の末に下して2回戦へと勝ち進んだ。
1月11日の日本選手結果、12日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(1月11日)
奈良岡功大②〔13−21、21−17、21−19〕1●リー・ジジャ(マレーシア)73分
▼2回戦(1月12日)
西本拳太 – ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
常山幹太 – 周天成(台湾)
奈良岡功大 − ン・ツェヨン(マレーシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(1月11日)
奥原希望●0〔9−21、17−21〕②陳雨菲(中国)34分
▼2回戦(1月12日)
山口茜 – ブサナン・ンバルンパン(タイ)
大堀彩 – ミア・ブリックフェルト(デンマーク)
【男子ダブルス】
▼1回戦(1月11日)
竹内義憲/松居圭一郎●0〔13−21、10−21〕②アストルップ/ラスムセン(デンマーク)34分
古賀輝/齋藤太一●0〔14−21、18−21〕②カルナンド/マーティン(インドネシア)35分
【女子ダブルス】
▼1回戦(1月11日)
福島由紀/廣田彩花●1〔15−21、21−19、16−21〕②鄭雨/張殊賢(中国)70分
【混合ダブルス】
▼1回戦(1月11日)
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−17、21−18〕0●スマンティ/ジュリマーベラ(インドネシア)35分
渡辺勇大/東野有紗②〔21−9、21−16〕0●メイルス/モーレ(イングランド)26分
▼2回戦(1月12日)
渡辺勇大/東野有紗 – 金子祐樹/松友美佐紀
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO