1月10日にBWFワールドツアー・マレーシアOP(クアラルンプール/Super1000)が開幕した。2023年最初のツアー上位大会には、各国のトップ選手らが参戦。大会初日は各種目の1回戦の半分が行なわれた。
日本代表はシングルス勢が好調な滑り出し。男子シングルスの西本拳太(上写真)は、ベテランのスリカンス・キダムビ(インド)に対して19本、14本で勝利。昨年末の全日本総合では苦杯を喫した常山幹太も、第1ゲームこそ3-21で落としたものの、第2ゲームを21-5で制すと、最終ゲームは23-21で競り勝ち初戦を突破した。
女子シングルスの第1シードに入った山口茜は、デンマーク選手に対して第1ゲームを落とす展開も、第2、3ゲームを冷静に奪い返して逆転勝利。順当に2回戦へとコマを進めた。その山口と全日本総合決勝で戦った大堀彩は、韓国選手とのファイナル勝負をモノにし、山口とともに2回戦に進出している。
ダブルス勢は苦戦が続いた。男子ダブルスの世界ランク4位、保木卓朗/小林優吾は、東京オリンピック金メダルの王齊麟/李洋(ワン・チーリン/リー・ヤン/台湾)に0-2のストレート負け。女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴は、韓国の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン)とのファイナルゲームとなった接戦を、最後は15本で落として初戦を突破できなかった。混合ダブルスは全日本総合準優勝の山下恭平/篠谷菜留がマレーシアペアと対戦したものの、1-2で敗れ初戦敗退に終わった。
なお、男子シングルスの桃田賢斗、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、松本麻佑/永原和可那はケガや体調不良などを理由に今大会を欠場している。
1月10日の日本選手結果、11日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(1月10日)
西本拳太②〔21−19、21−14〕0●スリカンス・キダムビ(インド)42分
常山幹太②〔3−21、21−5、23−21〕1●李卓耀(香港)52分
▼1回戦(1月11日)
奈良岡功大 – リー・ジジャ(マレーシア)
【女子シングルス】
▼1回戦(1月10日)
山口茜②〔17−21、21−13、21−15〕1●リーネ・フォウマーク・ヤエスフェルト(デンマーク)51 分
大堀彩②〔21−9、14−21、21−14〕1●シム・ユジン(韓国)58分
▼1回戦(1月11日)
奥原希望 − 陳雨菲(中国)
【男子ダブルス】
▼1回戦(1月10日)
保木卓朗/小林優吾●0〔13−21、15−21〕②王齊麟/李洋(台湾)32分
▼1回戦(1月11日)
竹内義憲/松居圭一郎 – アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
古賀輝/齋藤太一 – カルナンド/マーティン(インドネシア)
【女子ダブルス】
▼1回戦(1月10日)
中西貴映/岩永鈴●1〔15−21、21−16、15−21〕②金昭英/孔熙容(韓国)59分
▼1回戦(1月11日)
福島由紀/廣田彩花 – 鄭雨/張殊賢(中国)
【混合ダブルス】
▼1回戦(1月10日)
山下恭平/篠谷菜留●1〔11−21、21−15、19−21〕②フーPR/テオMX(マレーシア)54分
▼1回戦(1月11日)
金子祐樹/松友美佐紀 – スマンティ/ジュリマーベラ(インドネシア)
渡辺勇大/東野有紗 – メイルス/モーレ(イングランド)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO