【全日本総合2022】桃田賢斗、西本拳太が若手の挑戦を退け頂上決戦へ!<男子シングルス/準決勝>

12月29日に開催された第76回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは、男子シングルスの戦いをダイジェストでお伝えする。

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【男子シングルス】

男子シングルスの決勝の切符を手にしたのは、桃田賢斗(NTT東日本/上写真)と西本拳太(ジェイテクト)。日本のトップを牽引する28歳の同級生2人が、若手の挑戦をしっかり退けた。

桃田は同じNTT東日本で練習を積む田中湧士と対戦。前回王者の田中に対して第1ゲーム17-21で奪われた桃田だったが、第2ゲームは11-7と先行。一度は11オールに追いつかれたが、「このまま守っていては負けると思った」(桃田)とスピードアップ。攻めきって21-16で第2ゲームを奪い返すと、ファイナルゲームも気を緩めずに試合を進め、最後は21-17で勝利。5回目の日本一をねらう桃田が、2020年以来の決勝進出を決めた。

反対のヤマでは、西本(上写真・右)と同じチームメートの村本竜馬が激突。予選からしぶとく勝ち上がってきた後輩に対し西本は「1ゲーム目、2ゲーム目の序盤を特に集中しようと思っていた」と、出だしで勢いを封じる作戦。試合はその西本の思惑通り、どちらのゲームも前半に主導権をつかみ、大きくリードを広げる。第1ゲームは21-13、第2ゲームは途中で追い上げられるシーンもあったが、最後はきっちり締めて21-15で西本が制した。

桃田と西本の総合での決勝は、2019年以来。「ラスト1試合。自分の強い気持ちを出していきたい」と桃田。6年ぶりの優勝に王手をかけた西本は「(準決勝は)A代表のプライドを持って、男子シングルスの若手の壁になれた。あとは2人の勝負。決着をつけたい」と意気込みを語っている。

3位入賞者。左から村本竜馬、田中湧士

準決勝の結果は以下の通り。

▼準決勝(12月29日)

桃田賢斗(NTT東日本)②〔17-21、21-16、21-17〕1●田中湧士(NTT東日本)

西本拳太(ジェイテクト)②〔21-13、21-15〕0●村本竜馬(ジェイテクト)

▼決勝(12月30日)

桃田賢斗 − 西本拳太

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/矢野寿明

投稿日:2022/12/30

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