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【全日本総合2022】金子&松友が大学生ペアを下し決勝進出!山下&篠谷は前回王者にストレート勝ち!<混合ダブルス/準決勝結果>

12月29日に開催された第76回全日本総合バドミントン選手権(東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。ここでは、混合ダブルスの戦いをダイジェストでお伝えする。

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【混合ダブルス】

朝一番の第1コートに立ったのは、世界ランク12位の金子祐樹(上写真・右)/松友美佐紀(BIPROGY)と、西大輝/佐藤灯(龍谷大)。8月の全日本学生ミックスで結成されたという、2年生の西と4年生の佐藤のペアが、A代表に挑む形だ。前日の準々決勝後、「大学生パワーを見せたい」と話していた西だが、最初のラリーで金子のスマッシュを女子の佐藤が返しきれず。いきなりスピードとパワーの違いを見せつけられた。挑む立場の大学生ペアは必死についていき、序盤は点差がつかずに進む。しかし中盤、相手の様子見を終えた金子/松友が、一気に連続8得点で16-8とリード。第1ゲームを21-13で奪った。

第2ゲームは序盤から金子/松友がリードする展開。試合後、「セーフティーリードを保ちながら進められた」と金子が振り返ったように、連続得点を重ねてゲームを支配。サービスまわりから優位にラリーを組み立て、次々と点を奪っていった。第2ゲームも21-13。金子/松友が、2020年以来の決勝進出を決めた。

一方、初めての総合準決勝に挑んだ大学生ペアは、「世界のレベルは高いと痛感しました。自分たちの思っている何倍も強かったです」(西)、「強すぎました。サービスまわりやラリーの面でも、自分たちは取るので精いっぱいでした」(佐藤)と脱帽。それでも、「今後もチャンスがあれば、(混合ダブルスを)続けていきたいです」と西。B代表2ペアを倒して勝ち上がったペアの未来を、見届けていきたい。

準決勝もう1試合は、A代表の山下恭平(上写真・右)/篠谷菜留(NTT東日本)と、B代表の緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)の対決。接戦の第1ゲームは、緑川/齋藤が20-18と先にゲームポイントを握るも、山下/篠谷が追いつき22-20と逆転。この勢いを第2ゲームへとつなげた山下/篠谷は、序盤からリードを保ち、中盤以降、4連続、3連続得点で、一気に突き放した。緑川/齋藤は、9-20とマッチポイントを握られてから、2本返すのが精いっぱい。第2ゲームは21-11と大差をつけて山下/篠谷が奪い、初の決勝進出を決めた。

30日の決勝は、世界ランク12位の金子/松友と、同13位の山下/篠谷が激突。パリ五輪への道を占う、大きな戦いになるだろう。

3位入賞ペア。左から齋藤夏、緑川大輝、佐藤灯、西大輝

準決勝の結果は以下の通り。

▼準決勝(12月29日)

金子祐樹/松友美佐紀(BIPROGY)②〔21-13、21-13〕0●西大輝/佐藤灯(龍谷大)

山下恭平/篠谷菜留(NTT東日本)②〔22-20、21-11〕0●緑川大輝/齋藤夏(早稲田大/ACT SAIKYO)

▼決勝(12月30日)

金子祐樹/松友美佐紀 − 山下恭平/篠谷菜留

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/矢野寿明

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