日本一を決める「第76回全日本総合選手権」が、12月25日に開幕。東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、12月30日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会4日目の28日は、各種目準々決勝を実施。ここでは、注目選手のコメントを紹介する。

山下恭平（左）＆緑川大輝（NTT東日本／早稲田大）

準々決勝結果：古賀輝／齋藤太一（NTT東日本）に2-0で勝利

山下「相手にはドライブ戦やコンビネーションで攻め込まれることがよくあったので、自分たちがしっかり足を動かして、相手コートのスペースを大きく使っていけたのがよかったと思います。（点差は離れていたが）本当に途中のどこで追い込まれてもおかしくないと思っていました。二人で“最後まで、最後まで”と、声を掛け合ってやれたのがよかったです」

緑川「前半から気持ちよく自分たちのペースでできていましたし、最後まで気持ちを切らさずにミスを少なくできていたので、よかった試合だと思います。（明日の保木／小林戦について）プレー面で言えば、小林選手のスマッシュが強烈なので、どうやって押さえていくかを話し合って、作戦を練りつつ戦っていければなと思います」

保木卓朗（右）＆小林優吾（トナミ運輸）

準々決勝結果：北林悠／市川和洋（ジェイテクト）に2-0で勝利

保木「今日の相手は、昨日同じチームの西田／目崎が負けて、今日は絶対に負けられないという気持ちで入りました。サービスまわりで常に優位に立てていたと思います。後輩たちにはまだまだ足りないということを、自分たちが背中で伝えていかなければいけない。下農／金子もそうですが、次のホキコバになってくれるような選手に出てきてほしいと思いながら、またそういう気持ちを持ってやってほしいと思いながら今日は試合に入りました」

小林「勢いのあるペアは出だしに乗せるとやっかいなので、相手の打つポイントをどんどんなくしていきながら、2ゲーム目も出だしを押さえられたのでいい戦い方だったと思います。自分たちは楽しむというテーマを持っていますが、今日はミスも少なく終始、相手の球がよく見えていたので、明日はもう一段階いいパフォーマンスが出せるようにしっかり準備していきたいと思います」

取材・文／吉井信行

写真／バドミントン・マガジン編集部