日本の頂点をかけて争われる第76回全日本総合バドミントン選手権（東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ）2日目は、各種目1回戦が行なわれた。ここでは、女子ダブルスのダイジェストを紹介する。
【女子ダブルス】
昨年は国際大会後の隔離期間で出場できなかったA代表。松本麻佑／永原和可那（北都銀行）、福島由紀（上写真・右）／廣田彩花（丸杉）、中西貴映／岩永鈴（BIPROGY）は、いずれも危なげなく勝利を収め、2回戦進出を決めた。
世界ランク2位の志田千陽／松山奈未（再春館製薬所）は、松山のケガにより棄権。シダマツの総合初優勝は、来年以降にお預けとなった。これにより、高校生ペアの原菜那子／玉木亜弥（四天王寺高）が2回戦進出。玉木は女子シングルスで2回戦進出を果たした宮崎友花（柳井商工高）と同じ、高校1年生。2人は昨夏の全国中学校大会の個人戦女子シングルス決勝で対戦しており、宮崎が優勝、玉木が準優勝だった。次世代を担う逸材のプレーに注目したい。
昨年の大会ベスト8でB代表に選出されて大ブレイク。世界ランクを29位まで上げている廣上瑠依／加藤佑奈（再春館製薬所）が初戦敗退。混合ダブルスB代表同士のペア、尾﨑沙織／朝倉みなみ（NTT東日本）に、16-21、17-21とストレート負けを喫した。最後に2回戦進出を決めたのは、大竹望月／髙橋美優（BIPROGY）。高校生ペアの須藤海妃／山北奈緖（ふたば未来学園高）との激闘を、ファイナルゲーム22-20で勝ちきった。
1回戦の結果は以下の通り。
▼1回戦（12月26日）
松本麻佑／永原和可那（北都銀行）②〔21-12、21-7〕0●木山琉聖／古根川美桜（四天王寺高）
青木もえ／長廻真知（筑波大）②〔21-10、21-9〕0●松村咲希／森下祐子（香川県教育委員会事務局保健体育課／丸亀養護学校教職）
尾﨑沙織／朝倉みなみ（NTT東日本）②〔21-16、21-17〕0●廣上瑠依／加藤佑奈（再春館製薬所）
矢﨑月子／髙崎夏実（山陰合同銀行）②〔10-21、21-13、22-20〕1●星千智／大澤佳歩（BIPROGY）
櫻本絢子／宮浦玲奈（ヨネックス）②〔21-4、21-8〕0●兒玉亜依／坂中琴音（立命館大）
重田美空／水津優衣（ACT SAIKYO）②〔21-16、21-9〕0●中原鈴／広瀬未來（筑波大）
植村理央／佐藤灯（龍谷大）②〔21-15、21-8〕0●川原裕美子／有馬弥優（川内北中教職／永田学園昭和幼稚園教職）
中西貴映／岩永鈴（BIPROGY）②〔21-12、21-14〕0●石川心菜／清瀬璃子（青森山田高）
福島由紀／廣田彩花（丸杉）②〔21-11、21-6〕0●小西春七／田村涼（丸杉）
柏原みき／今井優歩（ACT SAIKYO）②〔21-10、21-6〕0●小方里羽／去来川琴葉（龍谷大）
川添麻依子／今井莉子（丸杉）②〔19-21、21-9、21-13〕1●毛利未佳／重信萌夏（七十七銀行）
保原彩夏／鈴木陽向（ヨネックス／NTT東日本）②〔21-11、21-6〕0●新田桃子／町田華梨（大妻女子大）
大竹望月／髙橋美優（BIPROGY）②〔21-11、13-21、22-20〕1●須藤海妃／山北奈緖（ふたば未来学園高）
小野菜保／福本真恵七（再春館製薬所）②〔21-13、21-11〕0●内山智尋／金廣美希（再春館製薬所）
篠谷菜留／上杉杏（NTT東日本／明治大）②〔21-15、22-20〕0●桶田彩乃／種岡遥（Cheerful鳥取）
原菜那子／玉木亜弥（四天王寺高） キケン 志田千陽／松山奈未（再春館製薬所）
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／菅原淳
