8月の世界選手権で連覇、翌週に行なわれたダイハツ・ヨネックスジャパンOPを制し、2019年9月以来の世界ランキング1位に返り咲くなど2022年は女王として強さを発揮した山口茜が、ヨネックス社長賞特別賞を受賞した。山口は12月7日から11日までタイ・バンコクで開催されたワールドツアーファイナルズでも優勝し、年間女王に輝いた。
山口は、12月12日に東京都内で開催された式典に、タイから帰国した足で出席。ヨネックスのアリサ ヨネヤマ社長から記念の楯と賞金を手渡され、「このような賞をいただき、また日頃から手厚いサポートしていただき、本当にありがとうございます」と檀上で感謝を述べた。
ヨネックス社長賞特別賞は、バドミントンの山口のほか、スノーボードの冨田せな、テニスの柴原瑛菜、坂詰姫野、車いすテニスの国枝慎吾、ゴルフの岩井千怜が受賞。社内表彰では、全日本実業団を制したバドミントン部も受賞した。
式典で受賞者たちの1年の活躍を称えたヨネックスのアリサ ヨネヤマ社長は、ワールドツアーファイナルで優勝した山口を祝福。山口が出演する同社のブランドメッセージ動画『Beyond What I See』(https://www.youtube.com/watch?v=5DiZuJWUtv8)を紹介し、「山口選手の『楽しい』という気持ちと同じく、日本から世界へ、行けるはずのないところへ、ヨネックスもまだ市場にない、まだ誰も見たことのない製品を生み出して、スポーツを通じてお客様を幸せにすることをめざします」とヨネックスとしての変わらぬ姿勢について語った。
なお、山口は12月25日から東京・調布市の武蔵野の森スポーツプラザで開催される全日本総合への出場を予定している。
山口茜の受賞コメント
「今年は世界選手権とヨネックス・ジャパンOPで優勝することができ、充実した一年になりました。バドミントンを始めたころから使い続けているヨネックスのラケットで、ヨネックスプレーヤーの一人として今、戦えていることをとてもうれしく、誇りに思います。今後もいい結果、いいプレーをお届けできるように頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします」
取材・文/バドミントン・マガジン編集部