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【S/Jリーグ2022】BIPROGYがACT SAIKYOを下しブロック4連勝!TOP4進出を決める!<さいたま大会/女子結果>

国内最強チームを決めるバドミントンS/Jリーグ2022は、12月11日に埼玉県さいたま市、神奈川県横浜市、石川県金沢市、福井県勝山市の4会場で試合が行なわれた。男子Jブロックと女子Sブロックの2試合ずつが行なわれた、さいたま大会女子の模様をダイジェストでお伝えする。

【女子ダイジェスト】

BIPROGY対ACT SAIKYOと、昭和電工マテリアルズ対東海興業の2試合が行なわれたさいたま大会の女子Sブロック。TOP4進出に向けてともに負けられない試合となったBIPROGYとACT SAIKYOの試合は、最後まで勝負の行方がわからない大激戦になった。

BIPROGYは第1ダブルスに出場した日本A代表の中西貴映/岩永鈴が、ACT SAIKYOの重田美空/水津優衣に対して第1ゲームは18本、第2ゲームはわずか8本と寄せつけずに勝利。一方、ACT SAIKYOはシングルスに出場した齋藤栞が、ルーキーながら活躍が光る杉山薫を相手にファイナルゲーム16本で競り勝ち、勝負は第2ダブルスへと持ち込まれた。

ACT SAIKYOは第1ダブルスを落としたものの、シングルスの齋藤栞が好調の杉山薫に2-1で勝利。第2ダブルスにチームの勝利を託した

この第2ダブルスで、BIPROGYは星千智/東野有紗が第1ゲームを13本と圧倒して先制。流れはBIPROGYかと思われたが、ACT SAIKYOの柏原みき/大澤陽奈は第2ゲームを21−18で競り勝つと、ファイナルゲームでは15−20から驚異のねばりを見せて20オールに持ち込んだ。それでも最後は、地力に勝る星/東野が23オールから抜け出して、BIPROGYが勝利をもぎ取った。「(星/東野が)勝つ事は信じていましたけど、思っていた以上に相手のねばりがあった。2人が勝負強くやって勝てたことはよかったと思います」と坂本修一監督。この結果でBIPROGYはブロック4勝目を手にし、TOP4進出を確定させた。

BIPROGYは星千智/東野有紗(右)など、実力者揃いのダブルス陣が役割を果たして開幕4連勝を達成

昭和電工マテリアルズVS東海興業は、両チームとも試合開始前の時点で0勝3敗。少しでも上の順位をめざすために、この試合で勝って年明けのブロック最終戦へと向かいたいところだった。

試合は第1ダブルスで、昭和電工マテリアルズの清水望/佐藤灯が21−16、21−17と、要所を締める試合運びで昭和電工マテリアルズが先制する。一方で、後がなくなった東海興業はシングルスに出場した海老澤花が、海老原詩織に対して第1ゲームを17本で奪うと、第2ゲームは21−12と圧倒して、スコアをタイに戻した。

昭和電工マテリアルズは第1ダブルスの清水望/佐藤灯(右)が2-0で勝利。先制ポイントをつかんで相手にプレッシャーをかけた

そして、チームの勝敗を左右する第2ダブルス。昭和電工マテリアルズはクリステン・ツァイ/石橋麻美子が優位に第1ゲームを進めていたものの、第1ゲーム終盤に大きくリードを奪ったところで、ツァイにケガのアクシデントが発生。プレーを続行することはできずに棄権となって試合終了。東海興業が思わぬ形で今季の初白星を手にした。「本当はスッキリ(勝つ)というか、しっかり自分たちでポイントを取れるようにならないとダメかなと思いますが、せっかく(順位を上げる)チャンスがきている。もう1試合残っているので、そこに向けて全員で頑張っていきたいと思います」(有田裕佑監督)

東海興業はシングルスの海老澤花が挙げた白星が、最終的にはチームの白星へとつながった

■Sブロック

▼サイデン化学アリーナ(12月11日)

BIPROGY(4勝)2−1 ACT SAIKYO(2勝2敗)

中西貴映/岩永鈴②〔21−18、21−8〕0●重田美空/水津優衣

杉山薫●1〔22−20、18−21、16−21〕②齋藤栞

星千智/東野有紗②〔21−13、18−21、25−23〕1●柏原みき/大澤陽奈

 

東海興業(1勝3敗)2−1 昭和電工マテリアルズ(4敗)

井上洸/肥田木あかり●0〔16−21、17−21〕②清水望/佐藤灯

海老澤花②〔21−17、21−12〕0●海老原詩織

杉山利奈/園田絵里奈○〔6−19、キケン〕●クリステン・ツァイ/石橋麻美子

取材・文/吉井信行

写真/菅原淳

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