11月13日に『バドミントンS/Jリーグ2022』が、山形県山形市、福島県いわき市、愛知県刈谷市の3会場で開催された。男子はSブロック1試合、Jブロック3試合が行なわれ、上位候補のチームが開幕からの連勝を伸ばしている。ここでは、男子のダイジェストを紹介する。
【Sブロック】
1試合のみが行なわれたSブロックでは、11月5、6日の開幕戦で2連勝を飾ったトナミ運輸が、今季からS/Jリーグに初昇格した豊田通商と対戦。トナミ運輸は第1ダブルスの下農走/金子真大が2-0で先制すると、続く日本代表の常山幹太が豊田通商の川原聡麿を15本、9本に抑えて勝利。トナミ運輸がチームの勝利を確定させた後は、第2ダブルスに起用された内定選手の大田隼也(高岡第一高)が、日本代表・小林優吾とのペアでS/Jリーグ初勝利を獲得。3-0で制したトナミ運輸がリーグ3連勝を飾った。
■Sブロック
▼いわき市総合体育館(11月13日)
トナミ運輸(3勝)3−0 豊田通商(2敗)
下農走/金子真大②〔23−21、21−15〕0●北里元輝/吉村徳仁
常山幹太②〔21−15、21−9〕0●川原聡麿
小林優吾/大田隼也②〔21−16、22−20〕0●三宅将平/滝口友士
【Jブロック】
6チームが試合を行なったJブロックは、BIPROGY、NTT東日本、ジェイテクトの上位候補が白星をつかんだ。丸杉との勝負に挑んだBIPROGYは、15日に開幕のオーストラリアOP遠征に参加する小野寺雅之/岡村洋輝が第1ダブルスに起用され、2-0のストレート勝ち。チームに勢いをつけると、開催地・山形出身の五十嵐優も2-0で白星をつかみBIPROGYが勝利。第2ダブルスの金子祐樹/川本拓真も13本、15本で制したBIPROGYが、3-0で丸杉を下し連勝をキープした。
NTT東日本は東海興業に3-0で勝利を飾った。第1ダブルスにはA代表の古賀輝/齋藤太一が、ペアとして今季のS/Jリーグに初出場。東海興業の大滝聖矢/長峰善に2-0で勝利した。シングルスに登場したのは、開幕戦から連続出場となった桃田賢斗。東海興業の西野勝志に対して第1ゲームを失う展開も、2ゲーム目以降は桃田が制して逆転勝ち。第2ダブルスの山下恭平/緑川大輝(内定・早稲田大)も勝利したNTT東日本が、3-0で白星をつかみリーグ3勝目をつかんだ。
地元刈谷市でのリーグ戦に挑んだジェイテクトは、今季の昇格組であるコンサドーレに2-1で勝利した。第1ダブルスは、ジェイテクトの野田悠斗/相澤桃李がコンサドーレの本田大樹/山澤直貴に2-0で勝利を奪うと、シングルスの西本拳太が5本、10本で快勝。第2ダブルスはコンサドーレの大越泉/三浦將誓が2-0で制して一矢報いたが、ジェイテクトは2-1で白星を獲得し、リーグ成績を2勝1敗にしている。
■Jブロック
▼山形市総合スポーツセンター(11月13日)
BIPROGY(3勝)3−0 丸杉(3敗)
小野寺雅之/岡村洋輝②〔21−18、21−12〕0●西川薫/安藤大地
五十嵐優②〔21−14、21−18〕0●佐藤雄輝
金子祐樹/川本拓真②〔21−13、21−15〕0●後藤圭亮/後藤海斗
▼ウィングアリーナ刈谷(11月13日)
NTT東日本(3勝)3−0 東海興業(3敗)
古賀輝/齋藤太一②〔21−9、21−14〕0●大滝聖矢/長峰善
桃田賢斗②〔14−21、21−15、21−11〕1●西野勝志
山下恭平/緑川大輝②〔21−11、21−11〕0●森田浩平/寺島颯大
ジェイテクト(2勝1敗)2−1 コンサドーレ(1勝2敗)
野田悠斗/相澤桃李②〔21−17、21−18〕0●本田大樹/山澤直貴
西本拳太②〔21−5、21−10〕0●辻凌也
小川翔悟/佐野大輔●0〔20−22、18−21〕②大越泉/三浦將誓
文/バドミントン・マガジン編集部