11月1日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。日本勢はフランスOP(Super750)で結果を残した女子ダブルスや海外遠征で奮闘する若手が順位を上げている。ここでは、ダブルス3種目のランキングを紹介しよう。
【男子ダブルス】
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デンマークとフランスでは上位入賞を逃している保木卓朗(上写真・手前)/小林優吾だが、世界ランキングの1位はしっかりキープ。2位のギデオン/スカムルヨ(インドネシア)とは、9000ポイント以上の差がついている。3位は台湾の王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン)、4位は世界選手権優勝のアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)、5位はセティアワン/アッサン(インドネシア)が続く。なお、男子ダブルスは15位までにインドネシアが6ペア、マレーシアが3ペアと、アジア勢の強さが際立つ。その一方、日本1ペア、台湾1ペア、中国ペアに至っては0という状況は、寂しいものを感じる。
上位に食い込みたい日本勢、2番手は古賀輝/齋藤太一(18位)、3番手は竹内義憲/松居圭一郎(32位)とA代表が続く。B代表の小野寺雅之/岡村洋輝(41位)、武井優太/遠藤彩斗(71位)、井上拓斗/三橋健也(75位)は、今週は順位変動がなかった。
【女子ダブルス】
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1位の陳清晨(チェン・チンチェン/上写真・左)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)と、2位の金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)による激しいトップ争いに、志田千陽/松山奈未(3位)、李紹希/申昇瓚(韓国・4位)が追いすがる展開が続く。
日本勢は、フランスOP準優勝の松本麻佑/永原和可那が1ランクアップの6位、福島由紀/廣田彩花が3ランクアップの9位に浮上。16位の中西貴映/岩永鈴とともに、さらなる巻き返しに期待したい。B代表の加藤佑奈/廣上瑠依(38位)、保原彩夏/鈴木陽向(72位)は、今週は順位変動なし。星千智/髙橋美優が1ランクアップの105位と、100位の壁を越えるまであと少しだ。
【混合ダブルス】
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デチャポル/サプシリー(タイ)を、2位の渡辺勇大/東野有紗と、3位の鄭思維(ツェン・シーウェイ/上写真・右)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が追う。渡辺/東野は、1位と5556ポイント、3位とは1100ポイントの差という、しびれる展開だ。
日本勢は、17位の金子祐樹/松友美佐紀、20位の山下恭平/篠谷菜留とA代表が続く。B代表の緑川大輝/齋藤夏(38位)、西川裕次郎/尾﨑沙織(50位)は、それぞれ3ランクダウンと順位を下げたが、仁平澄也/朝倉みなみ(73位)は2ランクアップと、じわじわ順位を上げている。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO