10月27日に開催されたBWFワールドツアー・フランスOP(パリ/Super750)3日目は、各種目2回戦が行なわれ、日本代表選手らが海外の強敵たちと戦った。
男子シングルスは奈良岡功大(上写真)がベスト8に進出した。2回戦でインドネシアのシェサ・ヒレン・ルスタビトと対戦した奈良岡は、第1ゲームこそ21-23で奪われたものの、第2ゲームを9本で取り返すと、最終ゲームは接戦となった勝負を22-20で勝利。準々決勝進出を決めた。ロー・ケンイゥ(シンガポール)と対峙した常山幹太は、0−2で敗戦。第1ゲームは14-21、続く第2ゲームも11本に抑えられ2回戦突破はならなかった。
女子ダブルスは、初戦を勝ち進んでいた志田千陽/松山奈未(上写真・右)、松本麻佑/永原和可那、福島由紀/廣田彩花の3ペアが準々決勝に進出。志田/松山はデンマークペアに2-0で勝利。松本/永原はタイペアとのファイナル勝負を制して2回戦を勝ち上がった。福島/廣田は相手ペアのキケンによってベスト8に進出した。
女子シングルスは、山口茜(上写真)が中国の王祉怡(ワン・ジーイ)との1時間近い勝負を制して2-1で勝利。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾もスコットランドペアを2-0で下し2回戦に勝ち進んだ。混合ダブルスの金子祐樹/松友美佐紀は、マレーシアのタン・キアンメン/ライ・ペイジンをファイナルゲーム15本で退けてベスト8入りを決めている。
27日の結果、28日の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(10月27日)
常山幹太●0〔14−21、11−21〕②ロー・ケンイゥ(シンガポール)40分
奈良岡功大②〔21−23、21−9、22−20〕1●シェサ・ヒレン・ルスタビト(インドネシア)81分
▼準々決勝(10月28日)
ビクター・アクセルセン(デンマーク) − ロー・ケンイゥ(シンガポール)
陸光祖(中国) − 李卓耀(香港)
奈良岡功大 − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)
クンラビット・ビティサラン(タイ) − ラスムス・ゲンケ(デンマーク)
【女子シングルス】
▼2回戦(10月27日)
山口茜②〔14−21、21−6、21−16〕1●王祉怡(中国)58分
奥原希望●0〔18−21、17−21〕②ラリンラット・チャイワン(タイ)40分
▼準々決勝(10月28日)
山口茜 − ラリンラット・チャイワン(タイ)
戴資穎(台湾) − ラチャノック・インタノン(タイ)
韓悦(中国) − キャロリーナ・マリーン(スペイン)
何冰嬌(中国) − ブサナン・ンバルンパン(タイ)
【男子ダブルス】
▼2回戦(10月27日)
保木卓朗/小林優吾②〔21−12、21−16〕0●ダン/ホール(スコットランド)35分
▼準々決勝(10月28日)
保木卓朗/小林優吾 – シェティ/ランキレッディ(インド)
レーン/ベンディ(イングランド) − 王昶/梁偉鏗(中国)
マウラナ/フィクリ(インドネシア) − 盧敬堯/楊博涵(台湾)
テオEY/オンYS(マレーシア) − 催率圭/金ワンホ(韓国)
【女子ダブルス】
▼2回戦(10月27日)
志田千陽/松山奈未②〔21−18、21−7〕0●ボエ/マグランド(デンマーク)37分
松本麻佑/永原和可那②〔17−21、21−7、21−8〕1●ベンヤパ/ヌンタカラン(タイ)59分
福島由紀/廣田彩花○〔キケン〕●トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)
▼準々決勝(10月28日)
志田千陽/松山奈未 – タン/ティナー(マレーシア)
福島由紀/廣田彩花 – 金昭英/孔熙容(韓国)
陳清晨/賈一凡(中国) − 李紹希/ベク・ハナ(韓国)
松本麻佑/永原和可那 – 鄭ナウン/金ヘジョン(韓国)
【混合ダブルス】
▼2回戦(10月27日)
山下恭平/篠谷菜留●0〔11−21、12−21〕②馮彦哲/黄東萍(中国)37分
金子祐樹/松友美佐紀②〔21−12、14−21、21−15〕1●タンKM/ライPJ(マレーシア)60分
▼準々決勝(10月28日)
クシャリアント/クスマワティ(インドネシア) − ジケル/デリュー(フランス)
金子祐樹/松友美佐紀 – 鄭思維/黄雅瓊(中国)
徐承宰/蔡侑玎(韓国) − タベリング/ピキ(オランダ)
馮彦哲/黄東萍(中国) − ラムスフス/ロハウ(ドイツ)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO