10月22日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークOP(オーデンセ/Super750)の大会5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
日本勢は女子ダブルスと男子シングルスで準決勝に進出。6月のインドネシアOP(Super1000)以来の優勝をねらう志田千陽(上写真・左)/松山奈未は、韓国ペアの李紹希/ベク・ハナと対戦。第1ゲーム、先制したのは志田/松山。10-8から4連続得点で差を広げると、そのままリードを保って21-15でプレッシャーをかける。しかし、第2ゲーム以降は李紹希(イ・ソヒ)/ベク・ハナが勝負強さを随所で発揮。21-18で韓国ペアが第2ゲームを奪い返すと、ファイナルゲームはペースをつかんだ李紹希/ベク・ハナが21-14で勝利。志田/松山は逆転負けを喫し、ベスト4に留まった。
男子シングルスは奈良岡功大が登場。中国の石宇奇(シー・ユーチー)との勝負は、第1ゲームを石宇奇、第2ゲームを奈良岡が奪ってファイナルゲームに突入する。S750での決勝進出をねらう奈良岡と、上位大会での久々の優勝をめざす石宇奇。終盤まで続いた一進一退の攻防は、石宇奇が22オールから先に抜け出して勝利。奈良岡は強敵相手に善戦も、決勝進出はならなかった。石宇奇はもう一方の準決勝を制したリー・ジジャ(マレーシア)と、優勝をかけて争う。
このほか、男子ダブルスは世界選手権金メダルのアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)と、インドネシアのトップダブルスであるギデオン(上写真・左)/スカムルヨが対戦。ファイナル勝負となった戦いを、最後はギデオン/スカムルヨが制して決勝に進出。頂上決戦は、マレーシアペアを2-0で下して勝ち上がったアルディアント/アルフィアンとのインドネシア対決となった。
22日の結果、23日の決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝(10月22日)
石宇奇②〔21−15、9−21、24−22〕1●奈良岡功大77分
リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−18、21−15〕0●ロー・ケンイゥ(シンガポール)40分
▼決勝(10月23日)
石宇奇 – リー・ジジャ
【女子シングルス】
▼準決勝(10月22日)
何冰嬌(中国)②〔21−14、21−12〕0●韓悦(中国)35分
陳雨菲(中国)②〔15−21、21−10、21−15〕1●ラチャノック・インタノン(タイ)59分
▼決勝(10月23日)
陳雨菲 − 何冰嬌
【男子ダブルス】
▼準決勝(10月22日)
ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−17、13−21、21−17〕1●A・チア/ソー・WY(マレーシア)51分
アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−16、22−20〕0●テオEY/オンYS(マレーシア)45分
▼決勝(10月23日)
ギデオン/スカムルヨ – アルディアント/アルフィアン
【女子ダブルス】
▼準決勝(10月22日)
李紹希/ベク・ハナ(韓国)②〔15−21、21−18、21−14〕1●志田千陽/松山奈未(日本)75分
陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−17、21−15〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)43分
▼決勝(10月23日)
陳清晨/賈一凡 − 李紹希/ベク・ハナ
【混合ダブルス】
▼準決勝(10月22日)
鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−16、24−22〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)35分
馮彦哲/黄東萍(中国)②〔21−9、24−22〕0●スパク/スピッサラ(タイ)44分
▼決勝(10月23日)
鄭思維/黄雅瓊 − 馮彦哲/黄東萍
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO