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【イベントレポート】 奥原希望が埼玉県で小学生に特別授業 「正しい努力を、全力でやることが大事」

埼玉県の嵐山町立志賀小学校の5・6年生と記念撮影

9月28日、奥原希望が埼玉県の嵐山町立志賀小学校で、小学5年・6年の児童たちに特別授業を行なった。

体育館の入り口から児童が並んで、奥原を出迎えた

奥原の特別授業のテーマは、『夢に向かって』。奥原はバドミントンでの自身の経験をもとに、人生を成功させるためのヒントについて語った。

「夢に向かって」というテーマで講演

奥原が子どもたちに伝えたヒントは、夢や目標に向けて正しい努力をすること、行動すること、一生懸命全力でやることの3つ。児童が興味を引くように、たとえ話なども加えながら、夢や目標を持つ子どもたちがそこに近づくために必要なことを教えた。

約20分の講演のあとには、バドミントンの実演も。バドミントン部に所属する児童4人とラリーをしたり、児童のリクエストによりダブルス形式で打ち合った。

一人ひとりと打ち合ったあとに、4対1でラリー
バドミントン部の児童のリクエストに応えてダブルスもプレーした

「フォームもきれいで、すごくかっこよかった」と、奥原とシャトルを打ち合う貴重な機会を得た4人。須永睦葉さん(6年生)は、「私がミスをしても名前を呼び掛けてくれたりして、うれしかった。やる気を引き出してくれるところもすごい。自分もそういう選手になりたいと思いました。『夢に向かって』という講演を聞いて、自分の目標に向かって、いろんな視点から物事を考えられるようになれたらいいなと思いました」と、特別授業についての感想を話した。

最後に6年生の代表からお礼の言葉と花束が贈られた

なお、この特別授業は、奥原が所属する太陽ホールディングスが埼玉県比企郡嵐山町に本店があることから実現。学校行事の中止などコロナ禍で様々な制約を強いられている子どもたちにとって、貴重な機会となった。

下記は、特別授業を終えて、取材に対応した奥原希望のコメント。

「元気いっぱいの子どもたちで、楽しい時間が過ごせました。コロナの影響もあり、こうしたイベントが中止になることも多かったのですが、ようやく少しずつ再開してきて、いろんな子どもたちに出会えて、私もうれしいです。

今日、参加している子どもたちが、夢や目標、好きなことに出会えることを願っています。今日の話が、そうした何かを探すきっかけになればいいなと思います。

私自身の目標は、パリ五輪になります。ケガもあったので、来年のオリンピックレースを万全な状態で迎えられるように、今はコンディションを整えて、トレーニングを積んでいる段階です。ケガで世界選手権に出場できなかったのは残念ですが、目標はパリ五輪なので、今は焦らずに、自分と向き合いながらやっていけたらと思います。

やっと、コロナ前の通常の生活に戻りつつあると思うとうれしいですし、子どもたちが我慢の続いた数年が取り戻せるような、そういうきっかけになれるようなイベントにこれからも積極的に参加していきたいです」

取材・文&写真/バドミントン・マガジン編集部

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