9月13日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。世界ランキングは現在、新型コロナウイルスの影響で凍結されていた過去のポイントが精算されており、順位やポイントに変動があった。ここでは男女シングルスのランキングを紹介する。
【男子シングルス】
順位は こちら
ビクター・アクセルセン(デンマーク)が、12万ポイント超えで1位を独走。桃田賢斗(上写真)は2位を守ったが、2019年の中国OP(S1000)、韓国OP(S500)のポイントが消失したため9万9000台。3位のアンダース・アントンセン(デンマーク)との差が詰まってきた。男子シングルスは、4位のリー・ジジャ(マレーシア)、5位の周天成(チョウ・ティエンチェン/台湾)までが、9万ポイント台で競り合っている。
日本勢は、常山幹太が1ランクダウンの17位。ジャパンOP優勝の西本拳太は1ランクアップの18位。二人の差は1199ポイントと、まさにしのぎを削る展開だ。続く4番手の奈良岡功大(28位)、渡邉航貴(44位)と、A代表がそれぞれ1ランクアップ。若きB代表の秦野陸は、12ランクアップの111位と、100位以内目前の位置につけている。
【女子シングルス】
順位は こちら
上位4人が激しく争う展開が続く女子シングルス。世界選手権、ジャパンOPと2週連続優勝を果たした山口茜が、11万ポイント超えで1位をキープ。2位の戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)も11万ポイント台、4位の陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)と5位のアン・セヨン(韓国)が10万ポイント台で猛追。山口と戴資穎は1168ポイント差、陳雨菲とアン・セヨンは、わずか53ポイント差だ。
日本勢2番手の奥原希望は、キャロリーナ・マリーン(スペイン)に続く6位。直近の大会ではケガの影響で大会を欠場しており、ポイントを上積みできずに8万ポイント台となっている。3番手の髙橋沙也加は、14位をキープ。ジャパンOPに出場した大堀彩は、順位変わらず26位。同じく川上紗恵奈は、1ランクアップの33位となった。
ポイント精算により大きく順位を落としたのが、髙橋明日香(49→56位)、仁平菜月(51→66位)。郡司莉子は2ランクアップの79位と、着実に順位を上げている。
※BWFは来年1月3日発表の世界ランキングから、通常通り1年間の成績で構成するランキングとして更新することを発表。そのため、今年の8月2日以降、これまで反映されていた過去の結果(2019年3月以降)を随時削除している。
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO