9月3日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン（丸善インテックアリーナ大阪／Super750）は、大会5日目に各種目準決勝が行なわれた。ここでは、熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。
ジャパンOP
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アン・セヨン（韓国）
WS準決勝：戴資穎（台湾）に2-1で勝利
−−試合を振り返って
試合の途中でスピード変化をうまくできたことが勝因だと思います。（第2ゲームでうまく休めた？）そうですね、体力を温存しながら戦い、ファイナルゲームに臨むことができたと思います。
――明日は、山口選手と対戦
作戦は特にないです。私としては、前週の世界選手権よりもよい姿を皆さんに見せるということが最も大事です。
――昨季後半に何度も対戦していますが、どんなイメージか
体力があり、技術があり、パワーもある。すべて、ほぼ完ぺきでよい選手という印象です。
――明日、自分の方が有利な部分は？
うーん（苦笑）。身長かな。腕と足の長さ。あと、私の方が若いですよ！
戴資穎（台湾）
WS準決勝：アン・セヨン（韓国）1-2で敗戦
――何が足りず、勝利に届かなかった？
ファイナルゲームでチェンジエンズをした後、かなり焦ってしまい、ネット前の処理ができなかったことだと思います。
――東京五輪の前に、あなたが近々引退をするという報道があった。今は、どのような気持ちでプレーを続けているのですか
今は、複雑なことを考えていません。本当は（今年予定されていた）アジア大会で引退しようと考えていたのですが、大会が延期になりました。今は、プレーを続けていて、まだ悪い状態ではないので、やれるところまでやろうと思ってやっています。
――まだまだ、あなたのプレーを見たい
皆さん、そう言ってくださるんですけど（笑）。
――パリ五輪まで続ける可能性は？
今は、どこまでとは考えていません。目標は置いていませんが、一大会、一大会、やれるところまでプレーしようと思っています。
陳雨菲
（チェン・ユーフェイ／中国）
WS準決勝：山口茜に1-2で敗戦。
−−試合を振り返って
3ゲーム目の最初は、逆風でした。リードはできましたが、その後は細かい処理でミスが続いてしまいました。
――差のない2人の勝敗をわけたものは？
彼女は自信にあふれていましたし、彼女の方がスピードがありました。だから、どうしても追いつかないところがありました。
――日本での2週間の評価は？
ちょっと新しいことを試しているが、まだうまくいかない。今後のトレーニングを積んで完成させたいです。（新しいことは）技術の話ではなく、気持ちの持ち方です。今までは少し守りに入ってしまう自分がいたが、今回は常に攻める姿勢を持って臨みました。
――女子シングルスの中で、誰が一番強いのか
トップ10は全員、同じくらい。アン・セヨン選手も戴資穎選手もラチャノック・インタノン選手（タイ）もいる。みんな強いです。（キャロリーナ・）マリーン選手（スペイン）もケガから復帰しました。
取材・構成／平野貴也
写真／毛受亮介