9月3日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)は、大会5日目に各種目準決勝が行なわれた。ここでは、熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。
ジャパンOP
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山口茜
WS準決勝:陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)に2-1で勝利
――1ゲーム目の最後は、無理に攻めてしまったか?
スピードで先手を取りたかったのですが、スピードが上がらないぶん、焦って無理に打ってしまった。我慢しながら点を取るところが続かなかったと思います。
――2ゲーム目は我慢が効いた?
我慢できて、逆に相手の選手が(早く点を)欲しがるようなところはあったかなと思います。
――最後は、どちらに転んでもおかしくないゲームだった
ファイナルゲームの9-14くらいから、もう楽しんでやろうと思って、動きがよくなった部分があったと思います。それまでは、ただ我慢して、ちょっと気持ち的にきついな、しんどいな…しか出てこなかったのですが、楽しくやろうと思ってからは、よいプレー、よい動きができて、最後まで積極的にいけたところが勝ちにつながったのかなと思います。
――体力的にも厳しい場面から「楽しもう」と思えた理由は?
日本で生でプレーを見てもらえる機会がないですし、ここ最近は特にコロナもあって少なかった。少しでも見に来てくださった人の記憶に残るようなプレーができたらという気持ちでやっていました。
――先週の世界選手権の決勝の再戦でした。互いの戦い方などに違いは?
スピードが上がりきらない部分は、お互いにあったのかなと思います。その中で自分が我慢しきれない部分が、先行された部分だと思いますが、最後は自分がスピードを上げてうまくやれたと思います。
――「楽しくやろう」と思ってから、反応のよいレシーブが多く見られた
結果を気にせずに、その場を楽しむのは重要だなと思いました(苦笑)。めちゃくちゃにやってやろうと思ったら、なんか、あれ、(動きが)いいなという感覚はありました。
――明日(決勝戦)に向けて
本当にラストなので、今日の最後みたいに、バドミントンを楽しくやれたらいいかなと思います。
取材・構成/平野貴也
写真/BADMINTONPHOTO