9月2日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)は、大会4日目に各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。
ジャパンOP
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西本拳太
MS準々決勝:チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)に2-1で勝利。
――今日もガッツポーズは自然に出たか
はい。余裕がなかったので、あれが僕の素直な気持ちです。
――試合後は大の字になっていた
途中、本当にきつかったので。でも、あの声援のおかげで何とか乗り越えられたと思います。
――ファイナルゲームは逆転するまで追い続ける展開だった
あと(ゲームが)半分しかなかったので、どうせなら、出しきったうえでの結果にしたいと思っていた。「人事を尽くして天命を待つ」じゃないですけど、目の前のことだけしっかりやろうと思いました。
――プレー面での手応えがあった
何とか守りきったところは、よかったと思います。ドライブも何とかしのいで、どんな返し方でもいいからという気持ちでやりました。
――2ゲーム目からボディへのスマッシュに対応できるようになっていた。試合中に修正できたか
ボディはちょっと警戒していたので(対応できて)よかったです。試合中、監督、コーチからアドバイスをもらって、なんとか修正できました。
――ファイナルゲーム18オールからのドライブの打ち合いがすごかった
あれは負けたと思いました。もう、運ですね。運がよかったと思います。一本一本の積み重ねだと思ってやってきたことが効いていたと思います。(引かないと決めていた?)そうですね、振るしかないと思っていました。(ドライブに強いインドネシアの選手のような返し方だったが?)それは、顔だけかも。
――「一本一本の積み重ね」と言えるだけのものが、今大会では発揮されている
それだけの準備と練習は積み重ねてきたと思っています。2回戦までファイナルゲームを戦ってきたからどうこうというのも、昨日勝っていなければ今日もないので。また明日、試合ができることが楽しみですし、ありがたいこと。感謝の気持ちを持って、精いっぱいやりたいと思います。
――すごいスタミナだったが、どんな練習をしているか
気合と根性です。今の時代、こう言っちゃダメかな(笑)。合宿から、そういう気持ちをつくって、技術面も含めて準備してきたことがよかったと思います。強い気持ちを持ってやるという意味での気合と根性なので、優しく書いてください。お願いします!
――今年は「全盛期はこれから」と発言しているが、どんな手ごたえがあるか
手応えがあるかと聞かれたらわからない部分もありますけど、言わないことには始まらない。言うことで、自分の責任にもなる。今まで避けてきたところを、真正面からぶつかろうと思ってやっています。
取材・構成/平野貴也
写真/早浪章弘