9月1日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)は、大会3日目に各種目2回戦が行なわれた。ここでは、2回戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
ジャパンOP
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奈良岡功大
MS2回戦:アンダース・アントンセン(デンマーク)に1-2で敗戦。
――非常に惜しい試合だった
全然いけると思っていました。経験なんですかね。経験ですませてはいけないと思いますけど、やっぱり(競った終盤の場面で)勝ちきりたい思いはすごくありました。
――ファイナルゲームの19オールから攻めていった
行くしかなかったですね。守っていたら余計に後手に回ったと思うので、まだ(攻めて)行った方が可能性はあると思いました。僕が引いて受け身になってしまうと、相手の方が上なので、絶対に負けてしまう。それなら、チャレンジした方が自分のプラスになると思いますし、これからの成長につながる。
――最後の球を見逃したのは?
あれは返せなかったです。結構、追い込まれていたし、ちょっと伸びていたから半々でした。取ろうと思えば取れたけど(相手コートの)奥までは返せないし、見ようと思って見て、入っていて……。あれは、しょうがないです。
――レベルの高い選手と戦えたことでの収穫
(相手が)世界ランク3位ですけど、これくらいできるとわかりました。あとは、ここから。ちょっとした部分が大きいと思うので、練習の中でどうやって、こういう場面をイメージして対策するかが大事だと思います。これから突き詰めていきたいです。
――パリ五輪に向けて大きな意味のある試合になったか
そうですね。今は、アクセルセン選手以外は、同じくらいの強さだと思います。(割って入って)いけなくはないと思うので、どんどんチャレンジして、ねらっていきたいと思います。
――ワールドツアーファイナルズの出場は意識しているか
意識しています。今は14位でしたかね。すごく出たいですけど、デンマークOP、フランスOPに出ることが最低条件。そこで勝つことが絶対に大事です。(出場権を取るためには)ベスト4とか決勝にいかないといけない。そこをめざして、頑張りたいです。今回は、初めてSuper750だったので、挑戦(がテーマ)でしたけど、もう、この舞台をわかったと思うので、挑戦というか、あとは、自分で勝ちを取りにいく意識でやっていきたいと思います。
金子祐樹/松友美佐紀
XD2回戦:鄧俊文/謝影雪(香港)に0-2で敗戦。
−−試合を振り返って
金子 試合を通して相手のサービスまわりで常に劣勢に立たされて、連続失点が多かったと思います。
松友 もっと私が(前衛で)仕掛けていければよかったのですが、ずっと相手のリズムになっていました。相手の緩急を使った攻めに対応できていなかったと思います。
――初戦は攻撃のカタチをつくった中で、課題が見えた試合。今日は攻撃のカタチそのものがつくれなかった?
金子 守りから入るカタチが試合を通して多かったです。そこから攻撃につなげられなかったのが、これだけ差が開いた原因かなと思います。
――1ゲームは点数がある程度取れていた
松友 こちらの流れにはなっていなかったので、(取れた点も)相手には特にダメージのない点の取り方だったと思います。ずっと、こっちが攻められている状況でした。
――日本で2週連続での大会を終えて
金子 この2週間に限らず、同じ課題がずっとあるので、手応えはそんなにないですけど、また次まで1カ月くらい空くので、練習をして頑張りたいと思います。
――今後の目標は?
松友 ひそかに頑張ります(笑)。(来年の五輪レース?)そうですけど、まだ今年の後半も、いくつか大会があるので、そこで徐々に結果を出していければ。そのために、また1カ月練習したいです。今回、少しずつよいところもできていたと思うので、そういうことも忘れずに生かして過ごしていきたいです。
取材・構成/平野貴也
写真/早浪章弘