8月31日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)は、大会2日目に各種目残りの1回戦が行なわれた。ここでは、初戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。
ジャパンOP
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西川裕次郎/尾﨑沙織
XD1回戦:高成炫/嚴恵媛(韓国)に0-2で敗戦
西川 やり方によっては、もっと戦えると思います。ただ、簡単なミスなどで3点くらい取られている。それを自分たちが取れていれば競れるのに、最後になったらわからないという展開になってしまって。最近ずっとそんな感じです。そこの取り方をもっと練習で意識してやらないといけないかなと思います。
(2ゲーム目は中盤までついていった)追いついても、そこまでになっている。一度途切れてしまうことが結構あって、そこで2、3点を取れたらいろんなカタチが見えてくるはず。でも、追いついてからポンと(相手に)いかれてしまう。もっと意識しないといけないです。(来年の五輪レースについて)五輪レースといっても、自分たちは最初から参戦できるわけじゃない。シードを持っている人が有利になるから、自分としては、オリンピックよりもまずは世界選手権に出られるようにしたい。今年はもう少しで出られたから、まずは(日本代表の)4番手に入ることを意識してやっていきたいです。
尾﨑 今回はリザーブから出られるようになった大会。せっかくチャンスをもらったので、そこを頑張ることができればよかったけど、大きな大会での経験が無い中で、自分が特に硬くなったかなと思います。そこが悔しいし、もったいない。この経験を次に生かせたらと思います。
今回の相手は、自分が準備していたのと、相手のプレーが違っていた部分がありました。相手の男子選手がスマッシュをもっと打ってくると思ったけど、前に落ちるカットが多くて、それに対応できなかったかなと思います。自分たちはランキングが高いわけではないので、五輪レースに入った時に、自分たちの立ち位置をしっかり考えながら、少しでも上にいけるようにしたい。出た大会で、コンスタントに結果を出せるようにしたいと思います。
古賀輝/齋藤太一
MD1回戦:アルディアント/アルフィアン(インドネシア)に0-2で敗戦
――試合を終えて
古賀 先週も負けた相手だったので、互いに手の内も分かっていて、そこで改善できていたのが自分たちの方だったと思うのですが、それに(試合中に)対応されたときの、対応力が自分たちにはなかったかなと思います。相手も上げてきて、こちらがドライブで仕掛けても、相手の方がうまいので、わざと誘われた感じもしました。
齋藤 イメージとしては、大きい展開でと思ったのですが、1ゲーム目の19-14でリードしているところから相手が対応してきて、自分たちがそのまま勝ち切れなかったのは、もったいなかったと思います。
――先週に比べると、やれることは増えた?
古賀 そうですね。でも、先週の方が、こちらのサーブ周りでは戦えていたと思います。ラリーの精度は(今回が)よかったのではないかと思います。
――2ゲーム目の序盤は守備から戦えていたが、中盤から押されっぱなしになった
齋藤 ストレートに打たれているときに(返球が)ストレートばかりになってしまいました。クロスに切り返したり、先に前へ落としたりできていればよかったのかなと、今になれば思いますけど。
――相手の印象は?
古賀 ファジャル選手はサーブがうまくて、前衛もできる。攻撃する形を作るのがうまい。リアン選手は、一発の力があるし、レシーブもうまい。弱点がそこまで見つからないペアだと思います。
――今後に向けて
齋藤 やっぱり、サーブ周りの精度と、プレーを安定させることが大事だと思います。
――来年5月から始まる五輪レースに向けてシードを取ることが一つの目標になる
古賀 そうしたいと思っています。本当にちょっとした簡単なミスの1、2点が相手に入ってしまうと(互角の戦いなのに)3、4点の差になってしまう。そういうところを、減らしていきたいです。
取材・構成/平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真/毛受亮介