【ジャパンOP】「世界選手権の悔しさを晴らせるのはジャパンOPだけ」(保木卓朗)開幕を前に注目選手が意気込みを語る

今年で通算39回目を迎えるワールドツアーSuper750「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2022」が、35年ぶりに大阪で開催される。8月30日からの熱戦に先立ち、会場の丸善インテックアリーナ大阪で注目選手の記者会見が行なわれた。

左よりラクシャ・セン(インド)、アン・セヨン(韓国)、日本代表の保木/小林、志田/松山

会見には日本を代表し、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾(トナミ運輸)と、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)が登壇。海外選手では、男子シングルス界のホープ、ラクシャ・セン、世界選手権・女子シングルスの銅メダリスト、アン・セヨン(韓国)が大会への意気込みを語った。

なお、女子シングルスでは山口茜(再春館製薬所)が第1シードに。また、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)と、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は第2シードから優勝をめざす。

先週、世界選手権の男子シングルスで2回目優勝を果たしたビクター・アクセルセン(デンマーク)、男子ダブルス初優勝のアーロン・チア/ソー・ウィイック(マレーシア)は棄権。女子シングルスの奥原希望(太陽ホールディングス)、女子ダブルスの福島由紀/廣田彩花(丸杉)もそれぞれケガのために棄権した。

【大会への意気込み】

保木卓朗&小林優吾

保木「先週の世界選手権に向かって、集中して取り組んできましたが、納得のいく結果ではありませんでした(ベスト8)。その悔しさを晴らせるのは、ジャパンオープンだけだと思っています。気持ちを切り替え、ベストパフォーマンスを出せれば、絶対に頂点をめざせるので、ホキコバの気迫ある攻めとガッツをしっかり見てください」

小林「世界選手権は敗れましたが、いいパフォーマンスは出せました。しっかり休息もとれて、いまはいいコンディションができています。ただ、世界選手権では勝ちにこだわりすぎて、安全なプレーばかりが目立ってしまったので、今大会では、リスクを負ってでも攻めるところは攻め、相手にプレッシャーを与える展開をしていきたいです」

志田千陽&松山奈未

志田「世界選手権で、自分たちらしいプレーができずに負けたので(ベスト8)、気持ち的に沈みました。でも、大阪に入って、気持ちを切り替えて練習できています。今週はシダマツらしく、思い切って攻めるプレーをどんどん出していきたいです」

松山「今日の練習では、シャトルが飛ばないと感じました。そのため、試合では思い通りにいかない場面もあるはずですが、そういうときこそ冷静に判断してプレーしたいです。体のコンディションも悪くありません。合宿から頑張ってきたトレーニングの成果をこの大会で出し切りたいです」

ラクシャ・セン(インド)

「世界選手権の男子シングルスでは、ジュニア時代から戦ってきた(同い年の)クンラビット・ビティサラン選手が準優勝しました。これまで世界を引っ張ってきた選手たちだけが勝つのではなく、次世代の私も頑張らなければと感じました。世界選手権では、チームメートに負けてしまいましたが、今週はいい準備ができたので頑張りたいです」

アン・セヨン(韓国)

「2大会連続で試合をすることは、心身ともに大変です。でも、いつものように、すべての試合に集中できるよう、しっかり準備してきたので、いい結果を出したいです。体育館の雰囲気はすごくいいですね。世界選手権と雰囲気は違いますが、コートマットは同じでした。早くこの環境に慣れ、最初の試合に勝って2回戦に進みたいです」

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

 

投稿日:2022/08/30

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