8月26日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)5日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここでは、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗の試合結果、コメントをお伝えする。
世界選手権2022
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【混合ダブルス】
渡辺(左)/東野は、世界ランキング14位のマレーシアペアをストレートで退け、世界選手権3大会連続でのメダル獲得を確定させた。
貫禄の試合運びだった。第1ゲームの序盤こそ先にリードを許して8-11で折り返すが、インターバルで「自分たちらしいプレーを」と確認し合うと、積極的なプレーですぐさま逆転。渡辺の鋭いカウンターレシーブや、東野のスマッシュで会場を魅了しながら、得点を重ねた。
第2ゲームは、序盤から流れを掌握。大量リードの後半は、相手の連続得点を許す場面もあったが、危なげない戦いぶりだった。
今日の勝利で銅メダル獲得を確定させたが、二人にはもちろん満足感はない。「めざすのは金メダルなので、明日もう一度チャレンジしたい」(渡辺)と、準決勝を見据えた。
【コメント】
渡辺「1日1日羽根の飛びが全然違います。今日は全然飛ばないし、(コートに)入ってみないとわからないことが多いので、最初戸惑いました。2ゲーム目は我慢のゲームで、我慢勝負で勝てたということが、(今日の)試合展開につながったと思っています。
明日の対戦相手となるドイツペアは、今大会だけでなくヨーロッパの大会でいい成績を出しています。素晴らしいプレーヤーと準決勝という舞台で戦えることをすごく誇りに思っていますし、ホーム(ゲーム)なので、勝てればいいなと思います」
東野「最初ちょっと緊張してしまって。11点を先に取られてから、相手のペースに飲まれないよう、自分たちらしいプレーができたのが逆転につながったのかなと思います。(個人的には)昨日の相手の選手もスマッシュが速く、全然タイミングが合わなかったので、今日はしっかりシャトルを見て返すということを意識してできました。
明日対戦するペアとは、久しぶりの対戦。男性選手がシャープなスマッシュを打ってくるので、しっかりレシーブし、攻撃の展開に持っていけるように心がけてやりたいなと思います」
▼準々決勝(8月26日)
渡辺勇大/東野有紗 ②〔21-17、21−13〕0● ゴーSH/ライSJ(マレーシア) 40分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳