8月25日に開催されたBWF世界選手権2022（東京体育館）4日目は、各種目3回戦が行なわれ、日本代表選手が登場。ここでは、男子シングルスに出場した西本拳太の試合結果、コメントをお伝えする。

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【男子シングルス】

男子シングルスで唯一3回戦に勝ち残っていた西本拳太（上写真）は、2回戦で奈良岡功大を下したクンラビット・ビティサラン（タイ）と激突。第1ゲームは前半こそ9-8と接戦になったが、中盤以降はクンラビットのペースで試合が進む。「相手のクリアーとカットの打ち分けに対してラリーを嫌がってしまった」と西本。後半は西本のミスが先行し、第1ゲームは13本で失った。

第2ゲームに入っても主導権を握ったのはクンラビット。前半で一気にリードを広げて10−1。追う展開となった西本は「相手のクリアーをうまくねらって先手を取ろうとしたけど、先手を取る前にやられてしまった」と、クンラビットの勢いを止められなかった。最後は6-21で敗戦し、3回戦の壁を乗り越えられず。西本が敗れ、男子シングルス4選手はメダルに近づけず全員が敗退となった。

【コメント】

西本　力負けだと思います。相手のクリアーとカットの打ち分けに対して、ラリーを嫌がってしまいました。もっと我慢できたかもしれないけど、そこが今日の自分に足りないところです。悔しいというか、情けないです。

（修正はできなかったか？）点数を取りにいくことを試みたけど、なかなかできない状況でした。自分がうまくできていない。そこから目をそらさずに向き合っていきたいです。（男子シングルスが不甲斐ない結果に終わった）男子シングルス陣は、みんなが悔しい思いをしている。今の結果をみんなが受け止めて、一人ひとりが自分のために、強くなるためにやっていくことが、これからの日本のためにもなる。そういう意識で一人ひとりがやっていくしかないかなと思います。

▼3回戦（8月25日）

西本拳太●０〔13−21、6−21〕②クンラビット・ビティサラン（タイ）43分

取材・文／バドミントン・マガジン編集部

写真／菅原淳