8月24日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)3日目は、各種目2回戦が行なわれ、日本代表選手が登場。ここでは、女子ダブルスに出場した志田千陽/松山奈未の試合についてお伝えする。
世界選手権2022
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【女子ダブルス】
東京オリンピック以降の日本代表で、もっとも勢いがある女子ダブルスとして注目度の高い志田千陽/松山奈来が緒戦に臨んだ。ともに「試合前は緊張した」と話したが、徐々に二人らしいスピーディな攻撃力を発揮。カナダペアをストレートで破って、3回戦進出を決めた。
前衛での積極的なプレーを持ち味とする松山が「第1ゲームはあまり前衛でシャトルをさわれなかった」と振り返る内容だったが、志田が後衛で強烈なスマッシュを繰り出すなど危なげなかった。さらに、第2ゲームでは松山もネット前で積極的にプレー。力の差のある相手を圧倒した。
【コメント】
志田「自分たちのプレーができれば勝てると思っていましたが、それが難しいのが緒戦。今日は朝から緊張していたんですけど、試合の入りを意識して、コートの中でも意識的に足を動かしたり、声を出したことで、シダマツらしいプレーができたかなと思います。難しい緒戦を乗り越えて、しっかり明日につなげることができてよかったです」
松山「最初は緊張して簡単なミスが多かったんですけど、その中でも志田さんがスマッシュで決めてくれたりしたので、第2ゲームは楽な気持ちで入れました。第1ゲームでは前衛であまりシャトルをつかまえられなかったかなという感覚だったので、明日に向けても、今日のうちにできることをしようと第2ゲームに臨んだので、それが少しできたのがよかったかなと思います」
▼2回戦(8月24日)
志田千陽/松山奈未②〔21−17、21−9〕0●チェ/ウー(カナダ)33分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/ BADMINTONPHOTO