8月24日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)3日目は、各種目2回戦が行なわれ、日本代表選手が登場。ここでは、女子ダブルスに出場した松本麻佑/永原和可那の試合結果とコメントをお伝えする。
世界選手権2022
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【女子ダブルス】
2018&19年の世界女王・松本麻佑/永原和可那(上写真・右)は、緒戦となる2回戦に登場。タイの若手ペアとの試合に苦しみながらも、2-0で退けて3回戦に勝ち進んだ。
第1コートでの試合となった松本/永原は、「初戦ということもあり、けっこう緊張しました」(松本)と前半は競り合う展開に。シャトルがあまり飛ばない会場のため、2人の持ち味であるアタックがなかなか決まらず11-10で折り返す。しかし、中盤以降は堅いレシーブから少しずつペースを掌握。4連続得点などで先行した松本/永原が、21-17で第1ゲームを奪取した。
第2ゲームに入っても攻撃が決まらない展開は続いたが、「終盤にスピードを上げて点数を取ることができた」と永原。中盤まで拮抗した戦いも、焦らずにラリーを組み立てながらポイントをつかむ。すると、最後は18-17から松本/永原が抜け出し、21-18で勝利。3回目の世界一に向けて、白星スタートを切った。
【コメント】
永原「日本の観客の皆さんの前で試合をするのが久しぶりでしたし、初戦ということもあり、けっこう緊張しました。自分のプレーができない中でも、まずはしっかり勝ちにつなげられたのはよかったかなと思います。今日は落とす球があまりよくなかったので、強い球で相手にぶつけるようにと二人で話しました」
松本「シャトルが走らなくて、自分たちの強打があまり決まらず、流れが悪い部分がありましたが、第1ゲーム、第2ゲームとも終盤にスピードを上げて点数を取ることができたのでよかったと思います。今日は第1ゲーム、相手のアタックに押されて、自分たちの球が飛ばないという課題があったので、次戦は最初からそこを修正できたらなと思います」
▼2回戦(8月24日)
松本麻佑/永原和可那②〔21−17、21−18〕0●ベンヤパ/ヌンタカラン(タイ)41分
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/ BADMINTONPHOTO