8月24日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)3日目は、各種目2回戦が行なわれ、日本代表選手が登場。ここでは、男子シングルスに出場した西本拳太の試合結果とコメントをお伝えする。
世界選手権2022
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【男子シングルス】
190センチを超える長身選手との対戦となった西本拳太(上写真)。「独特なリズムというか、日本では自分より身長の高い選手とやる機会が少ないので、最初は面をくらってしまった」(西本)と、相手の角度あるスマッシュにうまく対応できず、第1ゲームは14-21で落としてしまう。
しかし、第2ゲームは「コーチからもう少し攻撃をしようとアドバイスをもらった」という西本が、ドライブやカットから持ち味のスマッシュにつなげていく。すると、5連続得点などで21-7。1-1のイーブンに持ち込むと、最終ゲームも序盤の接戦から12-7と点差を広げると、後半は主導権を握った西本が21-13できっちり締めて勝利。世界ランクでは格下の相手に思わぬ苦戦となったが、逆転勝ちで2回戦を突破した。
【コメント】
――第1ゲームは高身長の相手に苦しんだ
独特なリズムというか、日本では自分より身長の高い選手とやる機会があまりなくて、最初は面をくらってしまいました。準備不足だったと、反省しています。
――第2、3ゲームはどう気持ちを切り替えたか
とにかく負けるわけにはいかないと思っていたので、その気持ちを常に持ち続けました。あとは、コーチからも攻め続けるようにアドバイスをもらったので、そこを修正できたのがよかったかなと思います。
――相手のプレーで手を焼いたのは
日本人では飛んでこないところに打たれるし、独特のタイミングというか、一歩速いタイミングで来る。そこで慌ててしまったという感じです。試合をやるのは初めてでしたが、1ゲームの序盤で(相手の特徴を)つかまないといけないと思いました。
――3回戦(クンラビット・ビティサラン/タイ)に向けて
厳しい戦いになると思いますし、力のある選手なので、まずは自分ができることをしっかりやっていきたい。あとは、戦略という部分でも整理したいです。たくさん声援がある中で試合ができるのはありがたいし、より多くの声援をお待ちしています。
▼2回戦(8月24日)
西本拳太②〔14−21、21−7、21−13〕1●フェリックス・バーステッド(スウェーデン)73分
▼3回戦(8月25日)
西本拳太 クンラビット・ビティサラン(タイ)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/ BADMINTONPHOTO