8月22日、バドミントンの世界一を決めるBWF世界選手権2022(東京体育館)が開幕した。大会初日は各種目の1回戦が行なわれ、日本代表選手も多数出場。ここでは、男子ダブルスに出場した小野寺雅之/岡村洋輝の試合結果とコメントをお伝えする。
【男子ダブルス】
世界ランク57位のインドペアと対戦した小野寺雅之/岡村洋輝(上写真・左)は第1ゲーム、21-11と大きく点差を広げて先制する。「インドペアは後ろからのスマッシュが強いイメージはなくて、1ゲーム目はレシーブで大きな展開にして取れた」と岡村。第2ゲームも日本ペアのペースで進むかに思われたが、積極的に打ち込んでくる相手の攻撃に苦しみ、19-21でファイナルゲームに持ち込まれた。
気持ちを切り替えて臨んだ最終ゲームは「最初から大きい展開にして、1ゲーム目のようなプレーができた」(岡村)という日本ペアが、11-6とリード。相手に主導権を渡さず、最後は21-15で制して1回戦を突破した。小野寺/岡村は2回戦でインドネシアの強豪、アルディアント/アルフィアンと激突する。
【コメント】
岡村 相手のインド選手は後ろからのスマッシュが強いイメージはなかった。自分たちはレシーブがメインのスタイルなので、相性がいいのかなと思って、1ゲーム目はレシーブで大きな展開をつくって取れたのがよかったと思います。ファイナルゲームは、コーチから「スピードが落ちて相手のペースになっている」と言われたので、速い中でもレシーブを大きくする展開に戻し、それが最初からできたのがよかったかなと思います。
小野寺 第2ゲームは、後のない状況だった相手が向かってきたので、そこで自分が引いてしまいました。自分が前で球をつくって(相手に)上げさせるパターンができずに、やられてしまいました。(地元での1勝は)うれしい気持ちですけど、内容を見ると自分たちの半分の力しか出していない。次は格上のペアなので、自分たちが100パーセントを出し切って勝つか負けるかだと思う。まずは2人で100パーセントを出せるように頑張りたいと思います。
▼1回戦(8月22日)
小野寺雅之/岡村洋輝②〔21−11、19−21、21−15〕1●アットリ/レッディ(インド)62分
▼2回戦
小野/岡村 ― アルディアント/アルフィアン(インドネシア)
取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO