【世界選手権2022】「自分にフォーカスして、ここまで準備してきた」(桃田)<前日公開練習-1>

明日8月22日に開幕するBWF世界選手権2022(東京体育館)に出場する日本代表選手らの公開練習が、大会前日の8月21日に行なわれた。選手らは1時間から1時間半程度、実際に使用するコートで練習を行ない、会場の照明や風向きなどを確認した。練習後、メディア向けの囲み取材に対応した選手たちのコメントを紹介する。

男子シングルスの桃田賢斗は、コートに入る前に、30分ほどコートサイドでトレーナーとともに動きの確認などを行なったあと、常山幹太、西本拳太、奈良岡功大とともに約1時間、羽根を打った。トレーニングに重点を置いた熊本合宿、ナショナルトレーニングセンターでの直前合宿を経て、練習後「体には少し疲れがある」とコメントしたが、終始、明るい表情を見せていたのが印象的だった。

桃田賢斗

――会場の印象は

こんなに広い体育館で練習をすることがあまりないので、最初はちょっと距離感をつかみづらかったり、天井の高さに対してリズムが合わなかったりしましたが、途中から慣れてきて、いつもと変わらずにプレーできたかなと思います。

――仕上がり具合は

(長い合宿を経て)少し疲れが溜まっているなという感覚はありますが、仕上がり具合は悪くないなという感覚もあります。自分の体と相談しながら、最後の調整をしていけたらいいのかなと思います。

――ドローの印象や1回戦の対戦相手については

(ドローは)特に厳しいなとも、楽だなとも思わなかったです。今は自分に余裕もないですし、相手どうこうではなく、まずは自分にフォーカスする意識で、ここまで合宿をしてきました。試合でも、自分ができることを一つひとつやるだけなので、相手は関係なく、自分のベストを出せるように準備したいです。

――自信は戻ってきた?

少しずつですね。練習の中での感覚は悪くはないんですけど、まだそれを本番のコートで出せていないので、まだ不安のほうが大きいです。でも、やってきた練習をコートの中で、出せたらいいかなと思っています。

――日本で開催される世界選手権ということについて

日本のファンの皆さんの前で試合をするのは久しぶりなので、観客の皆さんの応援を感じながら楽しくプレーできたらいいかなと思います。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真提供/公益財団法人 日本バドミントン協会

投稿日:2022/08/21

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