8月6日に行なわれたBWF世界選手権2022（8月22日〜28日／東京体育館）に出場する日本代表選手記者会見の後、代表選手は個別のオンライン取材に応じた。取材では、8月に開幕する世界選手権、ダイハツ・ヨネックスジャパンOP（8月30日〜9月4日／大阪府・丸善インテックアリーナ大阪）に向けた意気込みなどを、あらためて語っている。ここでは、男子シングルスに出場する桃田賢斗のコメントを紹介する。
日本代表記者会見
桃田賢斗
NTT東日本
――現在、試合の中で感じている課題は
桃田 最近の試合では、速い展開が多くなってきているなというふうに感じます。攻撃的な選手が増えているので、自分の持ち味であるディフェンスをもっともっと研ぎ澄ませていかないといけない。普段の練習の中から、どうやって攻撃的な相手のスマッシュを取りにいくかというのを考えながら練習しています。今回の世界選手権でも、それを少しずつ自分のものにしていけたらいいのかなと思います。
――2年前の事故以降、難しさを感じている部分は？
桃田 体をうまく使えていない、シャトルとの距離感も合っていないんじゃないかという感覚がありました。ただ、今はそういった不安要素がまったくないので、どうやって結果を残すか、どうやって今の速い展開についていくかというところを考えてプレーしています。
――記者会見では「東京オリンピックのリベンジを」と話していました。東京オリンピックはどんな思い出として残っているか
桃田 悔しい思い出しかないですね。自分の不甲斐なさを痛感したというか。今回、東京で世界バドミントンが開催されるので、あのときの悔しさを晴らしたい。しっかり結果を出したいなというふうに、今は思っています。
――世界バドミントンを変わるきっかけにしたい
桃田 そのピンポイントで変われるかどうかはわからないですけど、少しでも早く、皆さんが期待してくれる結果を出したいと思って、毎日練習に取り組んでいるつもりです。自分でもまだできると思っているので、その気持ちは折れないように頑張っていきたいです。
取材・構成／バドミントン・マガジン編集部
写真提供／公益財団法人 日本バドミントン協会
