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【徳島インターハイ2022】大田&佐々木が1年越しの春夏制覇!決勝で櫻井&南本に団体戦のリベンジ成功!<男子ダブルス>

7月28日に行なわれた徳島インターハイ(吉野川市、徳島市、鳴門市)最終日は、個人戦の男女シングルス、男女ダブルスの準決勝から決勝までを日本フネン市民プラザで実施。各種目の優勝者が決まった。ここでは、男子ダブルスの熱戦をダイジェストでお伝えする。

徳島IHの記事・結果はこちら

【男子ダブルス・ダイジェスト】

春の選抜で優勝したふたば未来学園の岩野滉也/齋藤駿(福島)と、準優勝の崎野翔太/谷岡大后(同)、昨年の選抜王者の大田隼也/佐々木大樹(高岡第一/富山)、そして団体戦で頂点に立ったチームのエースダブルスの櫻井煌介/南本和哉(瓊浦/長崎)。最終日に残った4つのペアは、どこが優勝してもおかしくない強者たちだった。

決勝に進んだ瓊浦の櫻井(左)/南本。団体戦で優勝した勢いを個人戦にも生かして勝ち上がった

準決勝は2試合ともファイナルゲームにもつれた。その結果、第1・第2シードのふたば未来ペアがともに敗退。岩野/齋藤には櫻井/南本が、崎野/谷岡には大田/佐々木がねばり勝ち、ふたば未来の決勝同校対決を阻むばかりか、どちらか一方の決勝進出さえ許さなかった。いずれもファイナルゲームは19本という息詰まる終盤戦を制しての大勝利だ。

2021年の選抜王者・大田(右)/佐々木。準決勝ではファイナルゲームとなった勝負を冷静に制し、決勝も2-0のストレート勝ちで頂点に立った

こうして決勝は団体戦決勝の第1ダブルスと同じカードに。22-20という第1ゲームのスコアも同じだった。ただし、この紙一重の勝負をものにしたのは、団体戦とは逆だ。団体で勝った瓊浦の櫻井/南本が20-19で先にゲームポイントを握ったが、高岡第一の大田/佐々木がそこから3ポイントを連取してこのゲームをもぎ取った。第2ゲームは中盤で一気に広げたリードを糧に、持ち味でもあるノリの良さをますます発揮させ、大田/佐々木が13本で締めくくった。

昨年の春以来の全国タイトル。響き渡る歓喜の雄叫びで長い戦いに終止符を打った。

【優勝コメント】

大田隼也(表彰写真左)

「団体の決勝で自分が2つ負けてしまったのでけっこう落ち込みましたけど、最後はその相手に勝てたので、一つの達成感はあります。準決勝も決勝も展開的には怖い気持ちもあって、とにかく声を出すしかないという感じでした。すると気持ちも向かっていけた。自分たちは楽しめないとダメなペアなので、一試合一試合楽しんで戦えば結果はついてくると信じていました」

佐々木大樹(表彰写真右)

「一番キツかったのは準決勝です。2ゲーム目に自分がバグってしまって…。でも、話し合って3ゲーム目には切り替えて入ることができました。とにかく引いたら終わりだったので、最後まであきらめなかったことが一つの勝因でした。(選抜で優勝した)1年生のときよりは気持ちも強くなったし、攻撃力も上がって大田のサポートができているのかなと思います」

男子ダブルス・試合結果

▼準決勝

櫻井煌介/南本和哉(瓊浦/長崎)②〔12−21、21−18、21−19〕1●岩野滉也/齋藤駿(ふたば未来学園/福島)41分

大田隼也/佐々木大樹(高岡第一/富山)②〔21−16、7−21、21−19〕1●崎野翔太/谷岡大后(ふたば未来学園/福島)53分

▼決勝

大田隼也/佐々木大樹②〔22−20、21−13〕0●櫻井煌介/南本和哉

★男子ダブルスの結果(1回戦~決勝/トーナメント表)はこちら

準優勝:櫻井煌介(左)/南本和哉(瓊浦/長崎)
3位:岩野滉也(左)/齋藤駿(ふたば未来学園/福島)
3位:崎野翔太(左)/谷岡大后(ふたば未来学園/福島)

※徳島インターハイの熱戦の模様は、8月22日(月)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します!

取材・文/山口奈緒美

写真/菅原淳

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