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【徳島インターハイ2022】吉川が倉敷中央として初のインハイ戴冠!<女子シングルス>

徳島県で開催されていたバドミントンのインターハイは、大会最終日となった7月28日に、日本フネン市民プラザで個人各種目の準決勝と決勝が実施された。ここでは、吉川天乃(倉敷中央・岡山)が頂点に立った、女子シングルスのダイジェストをお伝えする。

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【女子ダイジェスト】

最後のインターハイで高校初タイトルを獲得した吉川天乃。劣勢でも諦めないメンタル面の成長が頂点へと届かせた

女子シングルスで大会最終日へと勝ち上がったのは、猿川優香(八代白百合学園・熊本)、石川心菜(青森山田・青森)、遠藤美羽(作新学院・栃木)、吉川天乃(倉敷中央)の4選手。

選抜と同カードとなった遠藤と吉川の準決勝。この試合、第1ゲームを17本で奪った吉川は、2年生で唯一ベスト4に入った遠藤に対して、第2ゲームは11本と圧倒。39分で決着をつけて先に決勝進出を決める。

そして、準決勝もう一試合の猿川と石川の対戦は、ファイナルゲームまでもつれる接戦になった。第1ゲームを20−22で落とした猿川だが、第2ゲームは逆に20−22で奪い返すと、ファイナルゲームは足の止まった石川を12本に抑えた。

猿川vs吉川の対戦となった決勝。接戦も予想された試合だったが、第1ゲームは吉川が15−10から4連続得点を奪うなど、猿川をわずか12本に抑えて先制する。しかし、このままでは終われない猿川も、第2ゲームに入るとねばりを見せた。15−17と吉川にリードを奪われた猿川だったが、ここから4連続得点で逆転。勝負はファイナルゲームにもつれるかに思われた。それでも、3月の全国選抜でも準優勝を果たすなど地力に勝る吉川は、ここから4連続得点で一気に決着。倉敷中央としても初となるインターハイ優勝を成し遂げた。

選抜では初戦敗退だった猿川優香が準優勝。今年はジュニアナショナルメンバーからも外れていたが、改めてその実力を示した

【優勝コメント】

吉川天乃(倉敷中央・岡山)

「決勝は1ゲーム目にちょっと点数が離れて勝てたけど、絶対に諦めない選手だと分かっていました。だから、2ゲーム目もしっかり気持ちを引き締めていけたところがよかったかなと思います。(優勝した瞬間は)ホッとしたのが一番最初に来て、やっぱりうれしいなと感じました」

 

【女子シングルス結果】

■準決勝

猿川優香(八代白百合学園・熊本)②〔20−22、22−20、21−12〕1●石川心菜(青森山田・青森)

吉川天乃(倉敷中央・岡山)②〔21−17、21−11〕0●遠藤美羽(作新学院・栃木)

■決勝

吉川天乃②〔21−12、21−19〕0●猿川優香

 

★女子シングルスの結果(1回戦~決勝/トーナメント表)はこちら

準優勝:猿川優香(八代白百合学園・熊本)
3位:石川心菜(青森山田・青森)
3位:遠藤美羽(作新学院・栃木)

※徳島インターハイの熱戦の模様は、8月22日(月)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します!

取材・文/吉井信行
写真/黒崎雅久

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