【徳島インターハイ2022】青森山田3年・2年ペアの石川&清瀬が颯爽と頂点へ!<女子ダブルス>

7月24日から徳島県で開催されていたバドミントンのインターハイ、28日に大会最終日を迎え、男女個人の各種目で決勝までが行なわれた。ここでは石川心菜/清瀬璃子(青森山田・青森)が頂点に立った女子ダブルスのダイジェストをお伝えする。

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【女子ダイジェスト】

女子ダブルスで優勝を果たした石川心菜(右)/清瀬璃子。初戦から決勝まで1ゲームも失わずにストレート勝ち。ペアを組み始めてからの期間は短いが、お互いの長所を生かしたプレーで頂点に立った

準決勝2試合のうち、先に決勝進出が決まったのは梶原藍実/吉村茉恩(福岡常葉・福岡)と木山琉聖/古根川美桜(四天王寺・大阪)の試合。第1ゲーム序盤の連続得点でリードを奪った木山/古根川は10本でこのゲームを奪うと、第2ゲームは梶原/吉村に終盤までねばられたが、18本で振り切って決勝進出。

また、準決勝もう一試合では、石川心菜/清瀬璃子(青森山田・青森)が江見日和菜/志知夕里菜(倉敷中央・岡山)との第1ゲームを19本で競り勝つと、第2ゲームは21オールから抜け出して、ストレート勝ちを収めた。

迎えた決勝。第1ゲーム序盤の連続得点で一気に13−4とリードを広げたのは、石川/清瀬だった。2人ともが打てる後衛からの強打に加えて、前衛での反応も冴えていた石川/清瀬は、木山/古根川に対してこのゲームを15本で奪う。そして、第2ゲームに入っても、石川/清瀬は相手にペースを渡さなかった。11−6、19−11と後半に向けて徐々に点差を広げた2人。最後は、清瀬の力強いスマッシュが甘く返って来たところを、石川が叩きつけて決着。今年の4月から本格的に組み始めたという青森山田の先輩、後輩ペアが、一気に夏の頂点へと駆け上がった。

木山琉聖(右)/古根川美桜は、決勝で惜しくも敗れたが、息の合ったコンビネーションを見せて見事に決勝進出を果たした

【優勝コメント】

石川心菜(表彰写真左)

「去年は3位で終わってしまって、すごく悔しい思いをしました。(ペアを組んでいた)先輩を優勝させてあげられなかったので、先輩とできなかった優勝を今年こそ清瀬としたいという思いがありました。団体戦では選抜、インターハイと良い結果を残すことができませんでしたが、最後は自分が日本一を取ってチームに恩返しができたかなという気持ちです」

清瀬璃子(表彰写真右)

「団体でベスト8という結果に終わったので、個人戦で取り返すように、思いきってやってきたのですごくうれしいです。団体の借りは返すことができたし、石川先輩と最後に優勝してチームにも、支えてくれた人たちにも恩返しができてよかったです」

【女子ダブルス結果(28日)】

■準決勝

石川心菜/清瀬璃子(青森山田・青森)②〔21−19、23−21〕0●江見日和菜/志知夕里菜(倉敷中央・岡山)

木山琉聖/古根川美桜(四天王寺・大阪)②〔21−10、21−18〕0●梶原藍実/吉村茉恩(福岡常葉・福岡)

■決勝

石川心菜/清瀬璃子②〔21−15、21−12〕0●木山琉聖/古根川美桜

 

★ダブルスの結果(1回戦~決勝/トーナメント表)はこちら

準優勝:木山琉聖(左)/古根川美桜(四天王寺・大阪)
3位:江見日和菜(右)/志知夕里菜(倉敷中央・岡山)
3位:梶原藍実(右)/吉村茉恩(福岡常葉・福岡)

※徳島インターハイの熱戦の模様は、8月22日(月)発売の『バドミントン・マガジン』9月号でも紹介します!

取材・文/吉井信行

写真/黒崎雅久

投稿日:2022/07/28
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